シャオミから「Xiaomi Smart Band 8 Pro」というスマートバンドの販売が開始されました。とても気なる商品でしたので発売日にポチって、それから1週間以上使用しています。
ということで、この記事では、約1週間使用して分かったことについてお伝えしたいと思います。
なお、注意書きがない場合、基本的にiPhoneとペアリングして使用した場合の内容です。
(iPhoneでの動作確認が終わり次第、Google Pixelとペアリングして確認する予定です)
Xiaomi Smart Band 8 Pro の概要
同梱物
- 本体
- バンド
- 充電ケーブル
- 取扱説明書
基本操作
- 通知一覧
-
Xiaomi Smart Band 8 Pro で受信した通知の一覧が表示されます。
- アプリ一覧
-
利用できるアプリの一覧が表示されます。
- ウィジェット一覧
-
利用頻度の高いアプリを配置することができます。例えば、天気/タイマー/音楽再生コントロール/特定のワークアウトなど。最大4画面まで作成可能。
- コントロールセンター
-
次の8つのアプリ(機能)を簡単に呼び出せます。
DND/アラーム/持ち上げてスリープ解除/懐中電灯/スマホを探す/設定/バッテリーセーバー/一時的に画面を点灯し続ける
外観
ディスプレイ
- 1.74インチの有機ELディスプレイ
- 解像度が高いので「通知などの文字」も読みやすい
- 画面の動きが滑らか(60Hz)
- 明るさの自動調整に対応(自動調光)
- 日中の日差しでも充分見える
(336 x 480 ピクセル、336PPI)
画面の動きが滑らかで、明るさの自動調整に対応しているのもポイント!
日中の日差しが当たる状況でも、しっかり見えます。写り込みの有無で、見やすさが多少変わりますが問題ないかと。実際には写真よりも見やすいです。
バンド型としては画面が大きいので、気になる方は保護フィルムを合わせて購入すると良いかもしれません。
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バンド
- バンドはTPU素材
- クイックリリース構造でバンドの付けはずしが簡単
- 公式の別売りバンドは7種類
- 装着は楽ちん、外すのは大変
バンドはTPU素材。柔らかくて付け心地がいいです。
ボタンを押すだけでバンドが外せる「クイックリリース構造」
公式の「別売りバンド」が7種類用意されているので、好みに合わせて見た目を変えられます。個人的には、緑のバンドが好きです!
出典:https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-quick-release-strap/
数日使用して気づいたのですが、付けるのは楽なのに外すのはめっちゃ大変です。外そうとしてもバンドがなかなか引き抜けないんですよね。バンドの滑りが悪いように感じます。楽に外せる方法があったら知りたいです。
そういう訳で、ただいま、交換バンドを物色しております。
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重量
- 本体のみの重量は22g / バンド付きで38g
- 就寝時に付けたままでも気にならない
本体の重量は22g、バンドを付けると38gです。
付けたまま寝てみましたが、わたしは気になりませんでした。爆睡です。ただ、普段なかなか寝付けないという方は、ひとまわり小さいサイズの方が良いかもしれませんね。例えば、Xiaomi Smart Band 8 や Xiaomi Smart Band 8 Active など。一応、レビュー記事のリンクを載せておきます。
特徴
通知
- 表示される情報量が多い
- 電話は「着信通知」と「不在着信通知」に対応
- LINEのテキストメッセージは見れる、でもスタンプは見れない…
- iPhone は「LINE音声通話の着信」もしっかり通知される
- iPhone は「通知を受け取るアプリ」を細かく設定できない
1画面に表示できる情報量が多いので、通知内容を一目でチェックできます。Xiaomi Smart Band 8 と比べると横幅が約1.5倍。手元で通知を確認するのに、このサイズはとても便利だと思います。
電話の着信中は「発信元の名前」が表示できます。また、電話に出れなかった場合でも、不在着信を残すことができます。
LINEのテキストメッセージは見れますが、スタンプは見れませんでした。一応、相手がスタンプを送ってきたことは通知されます。
(Google Pixe とペアリングした場合の結果は、今後確認予定です)
通知機能で残念なところ
ここからは、通知に関する残念な点をお伝えします。気になる項目をタップ or クリックして内容を確認してください。
iPhoneとペアリングした場合は、受け取る通知を細かくコントロールできない
下の画像は、iPhoneとペアリングした場合の「通知の設定画面」です。アプリ名がずらっと並んでいるのが分かると思います。ここで通知を受け取りたいアプリを個別に有効にしていくのですが、どうでしょうか?おそらく、通知を受け取りたいアプリの名前が見当たらないと思います。ここに表示されていないアプリの通知を受け取るには【その他】を有効にします。これで、一覧に表示されていないアプリの通知を受け取ることができます。
ただ、この【その他】は、一覧に載っていないアプリすべてが該当してしまうので「特定のアプリの通知だけを手元で受け取る」という使い方はできません。「スマホ」と「バンド」で受け取る通知内容を変えたい方は、別の商品を購入することをオススメします。
文字盤(ウォッチフェイス)
- 200種類以上のウォッチフェイスに対応
- カスタマイズ可能なウォッチフェイスも
- アルバムウォッチフェイスで画像/写真を文字盤に
文字盤(ウォッチフェイス)は、200種類以上から選べます。
また、カスタマイズ可能なウォッチフェイスが用意されているようです。
出典:https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-smart-band-8-pro/
商品が届きましたら、文字盤のカスタマイズ方法について追記する予定です。
健康管理
- 24時間モニタリング(心拍数/酸素飽和濃度/ストレス)
- 睡眠モニタリング
- 呼吸エクササイズ
- 女性の健康管理(女性の月経リマインダー)
心拍数/酸素飽和濃度/ストレスの3つは、24時間モニタリングが可能です。当日分のデータであれば本体だけで確認できます。
過去のデータを見たい場合は「Mi Fitness アプリ」を使います。実際のデータは次のように表示されます。
心拍数のデータ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
酸素飽和濃度
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ストレス
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
Xiaomi Smart Band 8 Pro は睡眠モニタリングにも対応していて、このようなデータがとれます。就寝時刻/起床時刻は、ぼぼ合っています。
睡眠
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
デバイスを装着したまま7日間連続で寝ると、睡眠の傾向をもとに「動物タイプ」というのが決まるそうです。自分の睡眠傾向を知り、睡眠を意識するのに役立つ機能です。
前作の Xiaomi Smart Band 7 Pro と比較すると、心拍数の精度が10%UP、酸素飽和濃度の精度は5%UPしているそうです。
スポーツモード(ワークアウト)
- 150種類以上のスポーツモードに対応
- ワークアウトの自動検出が可能(自動記録ではない)
- 5つの衛生システムに対応(BeiDou、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS)
- 超高層ビル街でGPSの性能を試した結果、良い結果が出るときもあれば、残念な結果が出るときもある
150種類以上のスポーツモードに対応
出典:https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-smart-band-8-pro/
バンド本体で利用できるスポーツモードを全て書き出しました。気になる項目をタップ or クリックして確認してください。計161種類です。
基本(8種類)
- ウォーキング
- 屋外ランニング
- 自由形
- ハイキング
- 屋外サイクリング
- トレッドミル
- 縄跳び
- プールスイミング
屋外アクティビティ(11種類)
- トレッキング
- トレイルラン
- トライアスロン
- ロッククライミング
- スケートボード
- ローラースケート
- パルクール
- 4輪バギー
- パラグライダー
- BMX
- 競歩
トレーニング(40種類)
- HIIT
- ヨガ
- 屋内サイクリング
- エリプティカル
- ローイングマシン
- ステアクライマー
- ステッパー
- スピンバイク
- コアトレーニング
- 柔軟性トレーニング
- ピラティス
- 体操
- ストレッチ
- ストレングス
- クロストレーニング
- 階段昇降
- エアロビクス
- フィジカルトレーニング
- ウォールボール
- ダンベル
- バーベル
- 重量挙げ
- デッドリフト
- バーピー
- シットアップ
- ファンクショナルトレーニング
- 上半身
- 下半身
- 腹筋
- 背中
- エアウォーカー
- 水平バー
- 平行バー
- ステッパー
- マスゲーム
- カーディオコンバット
- バトルロープ
- エアロビックコンボ
- 屋内ウォーキング
- 屋内フィットネス
ダンス(14種類)
- スクエアダンス
- ベリーダンス
- バレエ
- ストリートダンス
- ズンバ
- フォークダンス
- ジャズダンス
- ラテンダンス
- ヒップホップ
- ポールダンス
- ブレイクダンス
- 社交ダンス
- モダンダンス
- ダンス
格闘技(12種類)
- ボクシング
- レスリング
- 武道
- 太極拳
- ムエタイ
- 柔道
- テコンドー
- 空手
- キックボクシング
- 剣道
- フェンシング
- 柔術
球技(26種類)
- テニス
- バスケットボール
- ゴルフ
- サッカー
- バレーボール
- 野球
- ソフトボール
- アメリカンフットボール
- ホッケー
- 卓球
- バドミントン
- クリケット
- ハンドボール
- ボウリング
- スカッシュ
- ビリヤード
- シャトルコック
- ビーチサッカー
- ビーチバレー
- セパタクロー
- フットサル
- フットバッグ
- ボッチー
- ハイアライ
- ゲートボール
- ドッジボール
ウィンタースポーツ(11種類)
- スノーボード
- スキー
- クロスカントリースキー
- アイススケート
- 屋内アイススケート
- カーリング
- その他のウィンタースポーツ
- スノーモービル
- アイスホッケー
- ボブスレー
- そりすべり
ウォータースポーツ(17種類)
- オープンウォーター
- セーリング
- パドルボート
- 水球
- ウォータースポーツ
- 水上スキー
- カヤック
- ラフティング
- ローイング
- パワーボード
- フィンスイミング
- 飛び込み
- アーティスティックスイミング
- シュノーケリング
- カイトサーフィン
- フローライディング
- ドラゴンボード
レクリエーションスポーツ(14種類)
- アーチェリー
- ダーツ
- 乗馬
- 綱引き
- フラフープ
- 凧揚げ
- 釣り
- フリスビー
- シャトルコック
- ブランコ
- 体感ゲーム
- テーブルサッカー
- シャフルボード
- eスポーツ
カード/ボードゲーム(5種類)
- チェス
- チェッカー
- 囲碁
- コントラクトブリッジ
- ボードゲーム
その他(3種類)
- 乗馬
- 陸上競技
- 自動車レース
Xiaomi Smart Band 8 Pro は「ワークアウトの自動検出」が可能です。2024年3月時点で「ワークアウトの自動検出」に対応しているスポーツは、次の6種類。
- ウォーキング
- 縄跳び
- ローイング
- サイクリング
- エプティカル
- ランニング
これらを検出すると、バンド本体が振動し「運動しているようです」というメッセージと共に、検出したワークアウトの種類が表示されます。下の画像では「ウォーキング」を検出しています。注意が必要なのは、この表示が出ているときに「ウォーキング」をタップしないと記録が開始されないということ。自動検出だけでなく、自動記録まで対応してくれると嬉しいんですけどね。
GPSを含む、5つの衛生システムに対応(BeiDou、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS)精度が向上しているそうです。
出典:https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-smart-band-8-pro/
超高層ビル街(横浜ランドマークタワー周辺)で、ウォーキングをした結果が下の画像です。基本的に歩いたルートがそのまま記録されていました。一部、反対側の歩道を歩いたことになっている所もありますが、相当ガチな方でない限り、全く問題ないように感じます。
(Redmi Watch 4 のデータは、Redmi Watch 4 のレビュー記事に載せておきます)
バッテリーもち
- 最長14日間のバッテリー持ち
- AOD(常時表示)モードで6日間のバッテリー持ち
常時表示で6日間使えたら、かなり使い勝手が良さそうですね!
出典:https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-smart-band-8-pro/
連携機能
- Strava、Apple Health、Google Fitとデータ同期
最近、ブログのコメント欄で教えていただいたのですが、Mi Fitness が Google FIt 連携に対応したそうです。届いたら、どのような感じでデータが取れるのか試してみたいと思います。
Google FIt 連携は微妙
Google Pixel とペアリングして、Google FIt 連携を試してみました。結果は次のとおりです。
- Google FIt に反映されるのは、基本的に「ワークアウト中のデータのみ」
- ワークアウト機能を使用していない時の「心拍数」「歩数」などのデータはまったく反映されない
- 睡眠データは例外で、ワークアウト機能の使用に関係なく反映された
これは、Mi Fitnessアプリの仕様のような気がします。なので、Mi Fitnessアプリで管理する製品はすべて同じ結果になると思われます。この考えは、わたしの感覚的なものなので、ちゃんと確認したい方は、公式サポートにお問い合わせください。
防水性能
- 5 ATM の防水性能
日常づかいであれば問題ないと思いますが、公式サイトに注意点が書かれていたので、そちらを載せておきます。
*5ATMの防水等級(水深50m相当)は、スイミングプール、岸辺での水泳や水深の浅い場所でのウォーターアクティビティ時の使用が可能なことを意味します。温水シャワー、サウナ、ダイビング時には装着しないでください。ウォータースポーツ中は、速い水流の影響を直接受けないようにしてください。防水性能は永続的ではなく、時間の経過とともに低下する場合があります。
https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-smart-band-8-pro/specs
その他の機能
ここまでに紹介した機能以外にも、Xiaomi Smart Band 8 Pro では、以下のような機能が利用できます。箇条書きの「頭に付いている印」の意味は、この後で説明します。
- [i] 音楽コントロール
- [i] アラーム
- [i] タイマー
- [i] ストップウォッチ
- [i] 懐中電灯(ライト)
- [i] 天気
- [i] カレンダー
- [i] タスクリマインダー
- [i] スマートフォンを探す
- [i] 世界時計
- [i] 集中(ポモドーロタイマー)
- [i] カメラ(リモート写真撮影)
基本的にAndroid8.0以降、もしくは、iOS 12.0以降であれば対応しているようです。詳細は、公式の商品ページでご確認ください。ページ最下部の「Xiaomi Smart Band 8 Proの互換性」のところに書いてあります。
一応、わたしが実際に試して、iPhoneで利用できた機能には [i] の印を、Pixelで利用できた機能には [P]の印を入れておきますので、よければ参考にしてください。
(Pixelは今後確認予定)
Androidスマホの中には「リモート写真撮影」に対応していない機種もあるようです。
各機能の補足
カレンダー
iPhoneとペアリングした場合は、Apple純正のカレンダーアプリに登録した予定を、ウォッチ側でもチェックできます。あと、通知も届きます。
(Pixel で利用できるかは不明です。まだ確認していません)
タスクリマインダー
この機能を利用するには、Mi Fitnessアプリでタスクの登録を行う必要があります。Apple純正のリマインダーと連携できるわけではありません。登録したタスクは、設定時刻に通知されます。
(Pixel で利用できるかは不明です。まだ確認していません)
タイマー
タイマー起動中に他の操作をすることはできません。タイマー使用中に他の操作をしたい場合は、一度、タイマーを終了させる必要があります。
(バックグラウンドで起動したままにできない)
仕様:Xiaomi Smart Band 8 Pro と 7 Pro の比較
前作の 7 Proと比べると、Xiaomi Smart Band 8 Pro は「画面の動きが滑らかになった(60Hz)」という点が、大きな変化なのかなと。あと、心拍数の精度/飽和酸素濃度の精度/GPSの精度も向上しているらしいので、 その辺りも注目ポイントだと思います。
Xiaomi Smart Band 8 Pro | Xiaomi Smart Band 7 Pro | |
---|---|---|
ディスプレイ | 1.74インチ AMOLED(有機EL) | 1.64インチ AMOLED(有機EL) |
サイズ(高 × 幅 × 厚) | 46mm x 33.35mm x 9.99mm(突出部を除く) | 44.7 mm × 28.8 mm × 11 mm(突出部を除く) |
解像度 | 336 x 480 ピクセル、336PPI | 280 × 456 ピクセル、326 PPI |
輝度(明るさ) | 最大 600nit | 最大 500nit |
リフレッシュレート | 60Hz | 30Hz |
重量 | 22.5g(本体のみの) | 20.5g(本体のみの) |
バッテリー容量 | 289mAh | 235mAh |
ウォッチフェイス | 200種類以上 | 150種類以上 |
スポーツモード | 150種類以上 | 120種類以上 |
防水性能 | 5ATM | 5ATM |
対応OS | Android 8.0またはiOS 12.0以降 | Android 6.0 以降、iOS 10 以降 |
GPS対応 | (公式ショップに精度が向上していると書かれていた) | BeiDou、GPS、GLONASS、Galileo、QZSSBeiDou、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS |
常時表示 | ◯ | ◯ |
Alexa対応 | ◯ | ◯ |
自動明るさ調整 | ◯ | ◯ |
血中酸素レベルモニタリング | ◯ | ◯ |
心拍数モニタリング | ◯ | ◯ |
睡眠モニタリング | ◯ | ◯ |
ストレス測定 | ◯ | ◯ |
発売日 | 2024年2月27日 | 2022年10月28日 |
今回紹介した商品はこちら
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