この記事では、4ヶ月以上使用した「Huawei Band 8」について詳しくレビューしています。かなり細かいことまで書いていますが、参考にしていただければと思います♪
まずは、Huawei Band 8 の特徴をざっくり紹介します。
特徴
- 定型文や絵文字で LINE返信ができる(Androidのみ)
- AOD(常時表示)に対応
- サイドボタンで操作性アップ
- 45分でフル充電
- 最大14日間のバッテリー持ち
- ディスプレイがきれいで文字が読みやすい
4ヶ月以上利用していますが、現時点では大きな不満はありません。接続が安定している点も気に入っています♪
ただ、Androidユーザーの方は、購入前に次の点だけは知っておいてください。
HUAWEI Band 8 を利用するには、HUAWEI Health(HUAWEI ヘルスケア) というアプリで初期設定(ペアリング)を行う必要があります。しかし、現在Huawei はアメリカの制裁を受けているため、このアプリを Google Play ストア で公開できない状態です。
では、どのようにインストールするかというと、Huawei のWebサイト、もしくは、AppGallery というHuawei版 Google Play ストア からインストールします。
アプリのインストール方法が特殊なため、Android初心者の方や、スマホの操作が苦手な方は「初期設定(ペアリング)」の段階で苦戦するかもしれません。
また、Google Play ストア以外からアプリをインストールしようとすると、アプリのインストール時に警告画面が表示されます。こういった警告画面が表示されることに不安を感じる方は、別の商品を選んだ方が無難かもしれません。
それでは、Huawei Band 8 の良いところ/残念なところ/気になる点、について包み隠さずレビューしていきます!
なお、HUAWEI Band 8 をレビューするにあたり、iPhone 12 mini / Google Pixel 7 とペアリングして使用しました。他の端末では、ここに書いてある内容と異なることがあるかもしれません。
同梱物
- 本体 × 1
- 充電ケーブル × 1
- ドキュメント × 2
外観
ディスプレイ
- 1.47インチ AMOLED(有機ELディスプレイ)
- 194 × 368ピクセル、282 PPI
ディスプレイは1.47インチ。スマートバンドとしては充分な大きさです。有機ELディスプレイで、解像度も良いため通知の内容はとても見やすいです♪
保護フィルムを検索
充電端子
- 充電端子はマグネット式
- 約45分でフル充電
本体の裏にはマグネット式の充電端子があります。ここに充電ケーブルを接続して充電します。充電スピードがすばらしく、約45分でフル充電できます♪めちゃ早です!
バンド
- バンドの素材はカラーごとに異なる
- バンドの脱着はボタンを押すだけ
バンドの素材はカラーによって異なります。ブラックのバンドは「TPU素材」、グリーンとピンクは「シリコン素材」です。
バンドは「ボタン」を押すだけで簡単に外せる仕組みです。
Huawei Band 8 は交換バンドが数多く販売されているので、お気に入りのバンドが見つかると思います♪
交換バンドを検索
Amazonで検索 楽天市場で検索 Yahooショッピングで検索
サイドボタン
- サイドボタンで操作性UP
- 「サイドボタンを押せば文字盤に戻れる」という親切設計
サイドボタンの有無は重要なポイントです!
サイドボタンの無いスマートバンドの場合、メニューの深い階層から文字盤に戻るには、何度もスワイプしなければなりません。でも、Huawei Band 8 ならサイドボタンを一回押すだけで文字盤に戻れます♪実際に利用してみないと伝わらないかもしれませんが、コレが本当に楽ちんなのです♪
また、サイドボタンは操作性をUPするだけではなく、機械モノが苦手なひとにとって親切な作りになっています!機械モノが苦手な方は、見たことのない画面が表示されると、
「何が起きたのかわからない」
「元の画面に戻る方法がわからない」
「適当に操作すると壊れてしまうかも?」
と不安になると思います。
でも「サイドボタンを押せば文字盤に戻れる」ということさえ覚えておけば、見たことない画面が表示されても、慌てることなく対処できると思います。
HUAWEI Band 8 に限らず、機械モノが苦手な方には、サイドボタン付きのスマートバンドがオススメです♪
重量
- バンドを付けた状態で25g
- 睡眠データを毎日記録するなら、この軽さは魅力!
重量が25グラムと軽く、バンドのフィット感も良いので、付けたまま寝てもまったく気になりませんでした♪
睡眠データを毎日記録するなら「軽い」というのは重要なポイントだと思います。
屋外での見え方
- 強い日差しが当たらなければ、クッキリはっきり見える
- 強い日差しだと文字盤の文字が見づらい
- 屋外メインで活動される方は「文字の太い文字盤」「線の太い文字盤」がオススメ
屋外での見え方は、上のような感じです。8月中旬のお昼頃、真上からの強い日差しを浴びている状態です。
「日陰での見え方」「日向での見え方」それぞれ2枚ずつ載せています。どちらも、左側が常時表示、右側が通常表示です。
強い日差しを浴びている状態での見え方ですが、実際には写真ほど見づらくはありません。もちろん、欲を言えば、もう少し明るい方が良いですが、全く見えないというレベルでは無いので、まぁ問題ないとお思います。
文字盤が見づらい場合は「文字の太い文字盤」や「線が太い文字盤」を利用すると改善されるかもしれません。
特徴
特徴1:通知
- LINEなどの各アプリの通知を確認できる
- 電話の着信時は名前が表示される
- Google Pixel は受け取る通知を細く設定できる
- iPhone は受け取る通知が細く設定出来ない
Huawei Band 8 は、スマホで受け取ったアプリの通知を手元で確認できます。バンド型としてはディスプレイ幅が広く、解像度も良いので、通知内容が読みやすいです。
電話の着信時は「送信元の名前」と「電話番号」が表示されます。電話に出れず、不在着信になった場合は通知で確認できます。
iPhone と Android(Google Pixel)では、通知機能の使い勝手が異なるので、この点について補足します。
Androidの場合は、受け取る通知をアプリ毎に設定できます(画像左)。インストール済みのアプリであれば、アプリ別に通知の受け取り設定が可能です。
一方、iPhoneは選択肢が限られています。個別に設定できるアプリは5つ。ここに表示されていないアプリは「その他」として扱われます。
通知機能の残念なところ
iPhoneでは「その他」に該当するアプリの通知は、吹き出しアイコンになる
iPhoneの設定画面で個別にコントロールできるアプリは「公式アイコン」で表示されます。一方、「その他」に該当するアプリ群は、すべて「吹き出しアイコン」で統一されます。ひと目で、どのアプリの通知か判断できない作りは残念です。
LINEの音声着信の通知がイマイチ
理想としては、LINEの着信中は、Huawei Band 8 が振動し続けて欲しいのですが、実際の動作はちょっと違います。
- iPhone でLINEの着信を受けた場合は、Huawei Band 8 が「ブルッ」と一度だけ振動します
- Google Pixel でLINEの着信を受けると、Huawei Band 8 が数秒振動を繰り返します。
どちらかというと、Google Pixel の方がまだ良いですが、「LINEの着信中は振動し続ける」という理想とは異なります。やはり着信中はずっと振動してくれないと分かりづらいです。
そういう訳で、LINEの着信通知を重視する方には、Huawei Band 8 ではなく、つぎの商品をおすすめします。
iPhoneユーザー向けのオススメ商品
Google Pixel ユーザー向けオススメ商品
残念ですが、今のところオススメできる商品にはめぐり逢えてません…。
知っていたら教えてください m(u_u)m
一応、お伝えしておきます。
「電話の着信通知」はしっかり動作します。電話の着信中はバンドが振動し続けます。動作がイマイチなのは、LINEの音声通話の着信だけです。
特徴2:クイック返信機能(Android 6.0以降のデバイスのみ)
- LINEのメッセージ返信ができる
- SMSのメッセージ返信ができる
「定型文」や「絵文字」を使用して、メッセージ(LINE / SMS)の返信ができます。
(定型文は15件まで登録可)
ソフトウェアキーボードや音声入力による返信はできません。対応しているは「定型文」での返信のみですが便利です。よく使うフレーズを登録しておくと、使い勝手がUPします♪
このクイック返信機能が利用できるのは Android 6.0以降のデバイスのみです。iPhoneユーザーの方は気をつけてください。
特徴3:文字盤
- 1万種類以上の文字盤(一部有料)
- 常時表示(AOD)に対応
- スタイル文字盤(Androidを搭載した端末とペアリングした場合のみ利用可能)
- お気に入りの画像・写真から文字盤が作成できる
1万種類以上(有料含む)の文字盤が利用できるので、何かしら好みの文字盤が見つかると思います。わたしは、ショートカットボタンが配置できる、上の画像の文字盤を利用しています。
常時表示に対応しているので、腕時計としての使い勝手も良好♪
Androidでは「スタイル文字盤」という機能が利用できます。服の柄(模様)をカメラで撮ると、その柄に合わせた文字盤を生成できます。
(服以外でもOK)
また、好みの文字盤が見つからなかったとしても、お気に入りの写真/画像から文字盤を作成することも可能です。
特徴4:バッテリー
- 14日間のロングバッテリー(ヘビーユースで約9日間)
- 常時表示がオンの場合、約3日間使用可能
- 約45分で充電(5分の充電で約2日間使用可能)
これらは公式サイトに書かれている内容ですが、実際に利用してみると、おおげさではなく、近い数値が出ました。
実機で試した結果をまとめると、
- 常時表示を ”OFF” にして使用すると、約14日間のバッテリーもち
- 常時表示を ”ON” にして使用すると、約4日半のバッテリーもち
- 44分充電すると、3% → 100% まで充電可能
という感じです。
実際に測定した結果を載せておきます。
よかったらチェックしてみてください!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
実機でバッテリーもちを測定!
【バッテリーもちチェック】常時表示(OFF)/位置情報(許可しない)の場合
以下の設定でバッテリーの減り具合をチェックしました。
- 健康管理機能:全て有効(心拍数/血中酸素濃度/ストレス/睡眠モニタリング)
- 常時表示:OFF
- 位置情報:許可しない
1日のバッテリーの減り具合は約6.7%、この設定であれば2週間はバッテリーがもちます。
使用日数 | 0日目 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 |
バッテリー残量 | 100% | 95% | 88% | 81% | 74% | 67% | 60% | 53% |
前日との差 | -5% | -7% | -7% | -7% | -7% | -7% | -7% |
【バッテリーもちチェック】常時表示(ON)/位置情報(常に許可)の場合
より厳しい設定でチェックした結果です。
違いは「常時表示」と「位置情報」を有効にしている点。
- 健康管理機能:全て有効(心拍数/血中酸素濃度/ストレス/睡眠モニタリング)
- 常時表示:ON
- 位置情報:常に許可
使用日数 | 0日目 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 |
バッテリー残量 | 100% | 81% | 57% | 35% | 11% |
前日との差 | -19% | -24% | -22% | 24% |
実機でバッテリーの充電速度を測定!
バッテリーの充電速度をチェック!
PCのUSB3.0端子から充電した結果です。バッテリー残量が 3% → 100% になるまで44分!充電速度めちゃ早いです♪
充電時間 | 0分 | 10分 | 20分 | 30分 | 40分 | 44分 |
バッテリー残量 | 3% | 38% | 73% | 92% | 98% | 100% |
特徴5:健康管理機能
- 心拍数/血中酸素レベル/ストレス/睡眠の自動測定に対応
- スタンド
- 呼吸エクササイズ
心拍数/血中酸素濃度/ストレス/睡眠、これら4つは自動測定に対応しています。
当日分のデータは、バンド本体で確認できるので便利です。過去のデータをチェックしたい場合はアプリを利用します。
スタンドという機能は、1時間以上座り続けている場合に通知してくれる便利機能です。
呼吸エクササイズでは、1分/2分/3分 のいずれかの時間を指定して、深呼吸を繰り返すための機能。リラックスしたいときに利用しています♪
- 睡眠モニタリングの精度が10%アップ
- スリープモードをより詳細に設定できるようになった
- バンドで睡眠データが一目瞭然
特徴6:ワークアウト
利用できるワークアウトを書き出してみました。
公式サイトには「100種類のワークアウトモードを搭載」と書いてありましたが、数えてみたら99種類でした。
■基本
- 屋外ランニング
- 屋内ランニング
- 屋外ウォーキング
- 屋内ウォーキング
- 屋内サイクリング
- プール水泳
- 縄跳び
- エルプティカル
- ローイング
- 自由トレーニング
■屋内
- 筋力トレーニング
- スピニング
- ステッパー
- 歩行マシン
- HIIT
- エアロビクス
- グループ運動
- ヨガ
- ピラティス
- クロスフィット
- ファンクショナル
- 身体トレーニング
- テコンドー
- ボクシング
- フリースパーリング
- 空手
- フェンシング
- コアトレーニング
- ボディコンバット
- 剣道
- 鉄棒
- 平行棒
■ダンス
- ベリーダンス
- ジャズダンス
- ラテンダンス
- バレエ
- ストリートダンス
- 中国スクエアダンス
- ダンス一般
■娯楽スポーツ
- ローラースケート
- マーシャルアーツ
- 太極拳
- フラフープ
- フリスビー
- ダーツ
- アーチェリー
- 乗馬
- レーザータグ
- 凧揚げ
- 綱引き
- ブランコ
- eスポーツ
- ステアクライミング
- 障害物競走
- 釣り
■球技
- バドミントン
- 卓球
- テニス
- ビリヤード
- ボーリング
- バレーボール
- キックシャトル
- ハンドボール
- 野球
- ソフトボール
- クリケット
- ラグビー
- ビーチサッカー
- ピーチバレー
- ゲートボール
- ホッケー
- スカッシュ
- セパタクロー
- ドッジボール
- パデル
- サッカー
- バスケットボール
■水上競技
- セーリング
- サーフィン
- ラフティング
- ドラゴンボート
- カヌー
- ボート
- 水上バイク
- SUP
■ウィンタースポーツ
- アイススケート
- アイスホッケー
- カーリング
- ボブスレー
- そり
- バイアスロン
■エクストリーム
- スケートボード
- ロッククライミング
- バンジージャンプ
- パルクール
- BMX
- オリエンテーリング
- パラシュート
- オートレース
特徴7:音楽コントロール
スマホで再生している音楽の再生コントロールが可能です。
対応している操作は、再生/一時停止/曲送り/曲戻し/音量調整。
特徴8:防水性能
5ATM の防水性能のため、普段使いであれば充分と言えます。
ただ注意点もあるので、公式ページに書かれている内容を引用します。
ISO 22810:2010規格の5ATM防水レベルに準拠しているため、50メートルの静水圧で10分間耐えることができますが、水深50メートルの水中における防水性を保証するものではありません。プールや海岸での水泳など、浅い水域での活動に使用できます。シュノーケリング、ダイビング、ホットシャワー、温泉やサウナ、高速流水を伴う水中や水深が深いところでの活動には使用しないでください。海水で使用した後は、必ず真水で洗い流し、水分をしっかりと拭きとってください。
https://consumer.huawei.com/jp/wearables/band8/specs/
特徴9:iPhone & Android に対応
iPhone と Android のどちらにも対応しています。
対応しているバージョンは、
- iOS 9.0 以上
- Android 6.0 以上
ちなみに、初期設定(ペアリング)のしやすさでいうと、iPhoneの方が上です。iPhoneの初期設定(ペアリング)は楽ちんです♪
一方、Google Pixel での初期設定はちょっと大変…
初期設定の途中で「制限付き設定」というエラー!?が出てしまい、この問題を解決するに何分かかかりました。Google Pixel で初期設定(ペアリング)する方法を記事にしましたので、よければ参考にしてください。
特徴10:その他の便利機能
- 歩数計測
- 天気
- タイマー
- アラーム
- ストップウォッチ
- スマートフォンを探す
- スマートバンドを探す
- 懐中電灯
- リモートシャッター(EMUI 8.1 以降とiOS 9.0以降のデバイスのみ対応)
- PINロック
- 心拍数の発信
- おやすみモード
これらの便利機能も利用できます。
スペック
ディスプレイ | 1.47インチ 有機ELディスプレイ 194 × 368 ピクセル 282PPI |
サイズ | 24.54mm × 43.45mm × 8.99mm (幅 × 高さ × 厚さ) |
重量 | 14g(本体のみ) |
バッテリー持続時間 | 通常使用:約14日間 ヘビーユース:約9日間 AOD(常時表示):3日間 |
防水 | 5ATM |
カラー | ミッドナイトブラック エメラルドグリーン サクラピンク |
対応OS | iOS 9.0 以上 Android 6.0 以上 |
アプリ | HUAWEI Healthアプリ |
まとめ
装着感が良く、本体の厚みがとても薄いので、睡眠データをとる目的で利用するのに最適だと思います。今までいくつかスマートバンドを試していますが、今のところ、一番付け心地が良いです。
あと、夏場は気にならないですが、本体の厚みがあると袖に引っかかったりするので、秋冬は本体が薄いスマートバンドの方が快適です。
今回紹介した商品はこちら!
交換バンドもチェック
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保護フィルムもチェック
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ちなみに、ノーマルの純正バンドはフィット感は最高ですが、付け外ししづらかったです。結局あとでナイロンバンドを購入しました。今思えば、はじめらAmazon限定のナイロンバンドの方を購入しておけばよかったな。と、ちょぴっと後悔しています。
純正バンドより快適!
コメント
コメント一覧 (1件)
#密着して装着するとデータの欠落が少ない
#全てのデータを表示するとかなりの欠落がある
#左右手首に1台ずつ2台使用でデータ比較すると面白い
#上記使用の場合スマホも2台使用がよい
#取得データの乖離があるとアプリで欠落処理かも?