今回は、2024年5月22日に発売された「HUAWEI WATCH FIT 3」をレビューします。
なお、この記事では、iPhoneとペアリングして試しています。Androidスマホでも同じように動作するかは不明です。
良い点だけでなく、イマイチな点にも触れています。HUAWEI WATCH FIT 3 に興味のある方は、ぜひ、チェックして見てください。
それでは、詳しく見ていきます!
特徴
今回紹介する商品はこちら!
内容物
- 本体(HUAWEI WATCH FIT 3)
- 充電ケーブル
- クイックスタートガイド
外観
1.82 インチ の有機ELディスプレイ(AMOLEDディスプレイ)。文字はめちゃくちゃ読みやすいです。文字サイズが小さくてもくっきりハッキリ。
保護フィルムをチェック!
画面が大きいので心配な方は、保護フィルムを合わせて購入すると良いかも。
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左側面にスピーカー。右にマイク/ボタンが搭載されています。
今回はナイロンバンドのモデルを購入しました。他には、フルオロエラストマー素材/レザー素材のバンドも用意されています。なお、こちらのバンドは簡単に取り外すことが可能です。対応しているバンドが販売されているので、気になる方は探してみてください。下に各ショップの検索結果を表示できるリンクを載せておきます。
対応バンドをチェック!
HUAWEI WATCH FIT 3 に対応したバンドを検索!
マグネット式の充電ケーブルを使用します。
本体のみで 26g、バンド込みで35g 。ナイロンバンドは肌触りが良くて軽いため、就寝時に付けたままでも気になりませんでした。ただ、本体がそれなりに大きいので、慣れていないと重さよりサイズが気になるかも。睡眠ログを毎日とるなら、個人的にはサイズの小さなスマートバンドの方が良いと感じます。
画面の明るさが「最大1,500 nit」と明るいので、日差しが強くても画面の文字がハッキリ見えます。正面だけでなく、斜めから見てもハッキリ見えます。2万円前後のライバル機種と比べると見やすさは段違い。日中、屋外で過ごすことが多い方は「HUAWEI WATCH FIT 3」めちゃくちゃオススメです。実際には、下の画像よりも、くっきりハッキリ見えます。
基本操作
クラウン
文字盤でクラウンを押し込むと「アプリ一覧」が表示されます。「アプリ一覧」でもう一度押すと文字盤に戻ります。クラウンを回転させると、拡大/縮小/スクロール操作ができます。
ファンクションボタン
ファンクションボタンを押すと「ワークアウト画面」が表示されます。ワークアウトの画面では、並び替え/追加/削除の操作ができます。
特徴
Bluetooth通話
HUAWEI WATCH FIT 3 は Bluetooth通話に対応しているので、スマートウォッチで電話の発信と着信が可能です。ただし、通話ができるのは、スマホとBluetooth接続できる範囲内に限ります。スマホとのBluetooth接続が切れると通話ができなくなります。
着信時は、相手の名前が表示されます(左)。電話に応答できなかった場合は、不在着信通知も残せます(中央)。不在着信通知の[コールバック]ボタンを押せば、そのままかけ直すことができるので便利です。
「連絡先」や「履歴」から電話をかけることができます。ダイヤルパッドには対応していないので、番号を直接入力して電話をすることはできません…。
通話中は「ミュート」「終話」「音量調整」の操作が可能です。通話中にダイヤルパッドを使用することはできませんでした。
Bluetooth通話でダイヤルパッドが利用できるスマートウォッチを紹介します。
価格帯が近いものだと、
半額くらいの価格だと、
通知
- 通知の文字は読みやすい
- LINEのテキストメッセージは◯
- LINEの音声通話の通知は△
- 受け取る通知を個別に選択できない
- 公式アイコンが表示されない通知がある
左側が「通知一覧」の画面です。スマホの通知画面と同じように「アイコン」や「通知件数」が表示されます。詳細画面では、文字サイズが少し大きくなるので読みやすいです。
テキストメッセージは内容が確認できます。スタンプや写真については、相手が送信してきたことが通知されるだけで、内容を確認することはできません。スタンプや写真の内容はスマホでチェックする必要があります。
LINEの着信は、着信時に一瞬だけ相手の名前が表示されます。その後、すぐに「不明な番号」と表示され、この状態で振動し続けます。相手の名前が一瞬しか表示されないので、送信元を確認するにはスマホでチェックする必要があります。「LINEの着信中は、相手の名前を表示してほしい」という方は、この後で紹介する商品をチェックしてみてください。
iPhone とペアリングした場合に限りますが、以下の商品では、LIENの着信中に相手の名前がしっかり表示されました。
HUAWEI WATCH FIT 3 では、受け取る通知を細く設定できません。通知の受け取り設定ができるのは、以下の7つのアプリのみです。一覧に表示されていないアプリは「その他」という扱いになっています。受け取る通知を個別にコントロールしたい方には不向きの作りになっています。
左側の一覧に載っていないアプリは、すべて「その他」というアプリとして扱われます。
ひとつ前の話と関連するのですが、「その他」として扱われるアプリは、公式アイコンではなく「Huawei独自の吹き出しアイコン」で表示されます(画像左)。下の画像の「アイコン横に表示されている10」という数字は、「その他」のアプリとして受信した通知の件数です。一応、詳細画面の方には「アプリ名」や「メールアドレス」などが表示されるので困ることはないと思いますが、使い勝手はあまり良くないと感じます。通知機能を重視する方は、この点にはご注意ください。
ウォッチフェイス(文字盤)
- 有料の文字盤を含め、多くの文字盤が用意されている
- お気に入りの写真や画像から文字盤を作成できる
文字盤を追加するには、専用のアプリを使用します。有料/無料、それぞれ別に探せるので便利です。
専用のアプリを使用すると、お気に入りの写真や画像から文字盤を作成できます。スマートウォッチには、初期設定で「Gallery」という文字盤がはじめからインストールされています。そして、こちらの文字盤をカスタマイズすることで、背景画像を自由に変更できるようになっています。設定はアプリで行います。
ワークアウト
- 100種類以上のワークアウトに対応
- 6種類のワークアウトを自動検出(記録の開始は手動、自動記録ではない)
- GPS内蔵
100種類以上のワークアウトに対応
スマートウォッチから直接利用できるワークアウトの一覧を載せておきます。項目をタップすると展開します。気になるカテゴリーをチェックしてみてください。
(カテゴリーやワークアウトの名称は、スマートウォッチに表示されている内容をそのまま載せています)
基本(13)
- 屋外ランニング
- トラックランニング
- 屋内ランニング
- 屋外ウォーキング
- 屋内ウォーキング
- 屋外サイクリング
- 屋内サイクリング
- プール水泳
- オープンウォータースイム
- 縄跳び
- クロストレーナー
- ローイング
- 自由トレーニング
屋内(22)
- 筋力トレーニング
- スピニング
- ステッパー
- 歩行マシン
- HIIT
- エアロビクス
- グループ運動
- ヨガ
- ピラティス
- クロスフィット
- ファンクショナル
- 身体トレーニング
- テコンドー
- ボクシング
- フリースパーリング
- 空手
- フェンシング
- コアトレーニング
- ボディコンバット
- 剣道
- 鉄棒
- 平行棒
ダンス(7)
- ベリーダンス
- ジャズダンス
- ラテンダンス
- バレエ
- ストリートダンス
- 中国スクエアダンス
- ダンス(一般)
娯楽スポーツ(16)
- eスポーツ
- ローラースケート
- マーシャルアーツ
- 太極拳
- フラフープ
- フリスビー
- ダーツ
- アーチェリー
- 乗馬
- レーザータグ
- 凧揚げ
- 綱引き
- ブランコ
- ステアクライミング
- 障害物競争
- 釣り
スポーツ(22)
- パデル
- サッカー
- バスケットボール
- バドミントン
- 卓球
- テニス
- ビリヤード
- ボウリング
- バレーボール
- シャトルコック
- ハンドボール
- 野球
- ソフトボール
- クリケット
- ラグビー
- ビーチサッカー
- ビーチバレー
- ゲートボール
- ホッケー
- スカッシュ
- セパタクロー
- ドッジボール
水上競技(8)
- セーリング
- サーフィン
- ラフティング
- ドラゴンボート
- カヌー
- ボート
- 水上バイク
- SUP
ウィンタースポーツ(6)
- アイススケート
- アイスホッケー
- カーリング
- ボブスレー
- そり
- バイアスロン
エクストリーム(8)
- スケートボード
- ロッククライミング
- バンジージャンプ
- パルクール
- BMX
- オリエンテーリング
- パーラーシュート
- オートレース
設定を有効にすることで、6種類のワークアウトを自動検出することができます。実際に検出すると下の画像のような画面が表示されます。自動記録には対応していないので、記録するにはボタンを押す必要があります。
ランニング(屋外・屋内)/ウォーキング(屋外・屋内)/エリプティカル/ローイング が自動検出に対応しています。屋外と屋内で別々にカウントして6種類としているようですが、実質4種類ですね。
GPSを内蔵しているので、スマホ無しでもワークアウトのルートを記録できます。ウォーキングで試してみました。超高層ビル街でも大きくズレることはなく、ほぼ、そのままのルートが記録されていました。
健康管理
- 心拍数/血中酸素レベル/ストレスを24時間モニタリング
- 睡眠モニタリング
- 睡眠中の呼吸乱れ検知
- カロリー管理機能(ボディメイカー)
当日分のデータは、ウォッチ単体で確認できます。過去のデータはアプリでチェックします。
当日のデータであればウォッチ単体で確認できます。過去データの確認はアプリで行います。昼寝も記録してくれるようですが試せませんでした…。
どれほどの精度なのか不明ですが、自身の健康状態を知る上では役立つと思われます。わたしはイビキをかく方ですが、22日間すべて正常という結果になりました。これは安心して良いのかな?
HUAWEI WATCH FIT 3 の目玉機能。アプリを使用することで「摂取カロリー」と「消費カロリー」の管理ができます。専用の文字盤を使用すると「摂取カロリー」と「消費カロリー」を一目でチェックできるので、カロリーを管理したい方には便利な機能だと思います。さっそくダイエット目的で試してみましたが、毎食、摂取カロリーを入力するのが面倒で、2日で終了しました…。面倒くさがりでも使い続けられるような作りになると嬉しいです。お願いします。
バッテリーもち
- 通常使用で10日間のバッテリーもち
- ヘビーユースで7日間
- AOD(常時表示)有効時は最大4日間のバッテリーもち
とりあえず、わたしの使用方法(AOD無効)では、5日間はもちました。間違えて、5日目で充電してしまったので、何日持つのかは確認できていません…。
なお、公称値のバッテリーもちは、次の条件でテストした結果だそうです。
通常使用で10日間
約10日間の使用は、以下の条件でテストされています: 24時間心拍数測定ON、TruSleep™OFF、毎週90分のワークアウト、メッセージ通知ON(1日平均メッセージ50件、通話6件、アラーム3回)、1日に200回画面点灯。データはファーウェイのラボによるものです。全てのデータはファーウェイラボによる測定結果であり、実際の数値は製品や使用方法及び環境要因によって異なる場合があります。
https://consumer.huawei.com/jp/wearables/watch-fit3/
ヘビーユースで7日間
約7日間の使用は、以下の条件でテストされています: 24時間心拍数モニタリングON、TruSleep™ON、自動血中酸素レベル測定とストレス測定ON、毎週30分の音楽再生、毎週180分のワークアウト、メッセージ通知ON(1日平均メッセージ50件、通話6件、アラーム3回)、1日に30分画面点灯。全てのデータはファーウェイラボによる測定結果であり、実際の数値は製品や使用方法及び環境要因によって異なる場合があります。
https://consumer.huawei.com/jp/wearables/watch-fit3/
防水性能
- 5ATMの防水性能
日常使いでは全く問題ないと思いますが、注意点があるので公式サイトより引用します。
本製品は5 ATM規格の防水防塵性能に準拠しています。ISO規格22810 : 2010に基づく水深50メートルでの耐水性を備えています。また、温水シャワー、温泉、サウナ(スチームルーム)、スキューバダイビング、、高飛び込み、高圧洗浄など高水圧、高温、高湿、高速水流を伴うシーンでは使用できません。防滴、防水、防塵は永久的はなものではなく、日々の着用により保護性能が低下する場合があります。 防水に関する注意事項の詳細についてはHUAWEI公式ホームページをご覧ください。https://consumer.huawei.com/en/support/content/en-us15851428/.
https://consumer.huawei.com/jp/wearables/watch-fit3/
細かな便利機能
- 懐中電灯
- 電気
- スマートフォンを探す
- コンパス
- ストップウォッチ
- カレンダー
- 呼吸エクササイズ
- リモートシャッター
(EMUI 8.1 以降のHUAWEIスマートフォン、もしくは、iOS 13.0以降のデバイスのみ対応) - タイマー
- アラーム
- 音楽保存
(Androidスマートフォンのみ対応)
HUAWEI WATCH FIT 3 では、これらの便利機能も利用できます。
OSによって、利用できない機能があるようです。
必須の機能がある場合は、自身の環境で利用できるかどうかを確認してください。
(公式サイトでしっかりチェックしてください♪)
仕様
HUAWEI WATCH FIT 3 | |
---|---|
ディスプレイ | 約1.82 インチ AMOLED |
サイズ(高 × 幅 × 厚) おおよそのサイズ | 43.2 × 36.3 × 9.9 mm |
解像度 | 480 × 408 ピクセル、PPI 347 |
最大輝度(明るさ) | 1,500nit |
リフレッシュレート | 60 Hz |
重量 | 約26 g (ベルト含まず) |
バッテリー容量 | 400mAh |
バッテリーもち | 通常使用で10日間 |
防水性能 | 5 ATM |
対応OS | Android 8.0以降 iOS 13.0以降 |
音楽保存再生 | ✔️(Androidのみ) |
GPS内蔵 | ✔️ |
Bluetooth通話 | ✔️ |
常時表示 | ✔️ |
サイドボタン | 2つ (サイドボタン、クラウン) |
自動明るさ調整 | ✔️ |
血中酸素レベルモニタリング | ✔️ |
心拍数モニタリング | ✔️ |
睡眠モニタリング | ✔️ |
ストレス測定 | ✔️ |
発売日 | 2024年5月22日 |
使ってみて
良いところ
- 画面が明るい
- デザインが良い
- 電池もちが良い
- Bluetooth通話対応
- GPS内蔵
- 動作もサクサク
画面が明るくて見やすい!
地味ですが、これが本当に素晴らしい。最大 1,500nit の明るさがあるので、日差しの強い真夏でも「時刻」や「通知」が余裕で確認できるかと。まだ真夏とは言えませんが、7月上旬時点の日差しでしたら日中でも余裕です。明るくて見やすい画面です!
屋外での画面の見やすさは、同じ価格帯の中では、ずば抜けています。個人的に、HUAWEI WATCH FIT 3 の一番の推しポイントは、この画面の明るさです。
スマートウォッチに求める基本機能は全て揃っているので、大抵の人は満足できると思います。
ちなみに、決済はできません。
決済機能を求める方は、iPhoneなら Apple Watch が無難かと思います。
残念なところ
- 通知の受け取りを細く設定できない
通知機能が弱い
受け取る通知をアプリ単位で設定しようとしても、用意されている選択肢は7つのアプリのみ。7つのアプリ以外は「その他」として、ひとまとめで扱われます。
また「その他」に該当するアプリは、公式アイコンで表示されないのも残念。
通知機能を重視する方には、あまり向かいないと感じます。
気になる点
- カロリー管理機能(ボディメイカー)は面倒くさがりには向かない
カロリー管理機能は、一見便利そうなのですが、実際に使ってみると結構面倒くさい…。
毎食(間食含む)、手入力で摂取したカロリーをセットしていくのが地味に面倒。ご飯を何グラム食べたとか、味噌汁を何グラム飲んだとか、毎回、入れるのは正直面倒です…。
たぶん、几帳面な方でないと続かないと思います。
大雑把に入力して、おおよその状態を把握する使い方でも良いのかもしれませんが、とにかく、わたしは、2日目で終了しました。。。
まとめ
「通知機能が弱い」というのが唯一の残念ポイントですが、これは通知機能が使いづらいと言う意味ではなく、理想を言うとこうだったら良いのになぁ。と言うレベルの話です。なので、相当なこだわりがなければ、問題になることはないと感じます。
結果、総合的な満足はめちゃくちゃ高いです。
2万円くらいのスマートウォッチの中で、今のところ、一番のお気に入りです。必要な機能がすべて揃っていて、サクサク動く。そして、何よりも屋外での画面の見やすさが素晴らしいですね。何度も言いますが、同じ価格帯のライバル製品と比べると、屋外での画面の見やすさは段違いです。個人的に、HUAWEI WATCH FIT 3 の最大の魅力は、この画面の明るさだと思っています。
紹介した商品はこちら!
ナイロンバンド以外にも、レザー、フルオロエラストマーなどのバンドもあります。
保護フィルムもチェック!
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交換バンドもチェック!
コメント
コメント一覧 (3件)
Huawei watch fit 3とAmazfit activeで迷っております。どちらも記事は拝読させていただきました。それぞれの良さはあると認識しておりますが、どちらも魅力的なため、なかなか決定までに至りません。筆者様はどちらがおすすめでしょうか。端的にこちらはこう!みたいなものいただけると嬉しいです。
正直、端的にお伝えするのが難しいくらい、使い勝手、機能がごちゃごちゃしております…(^_^;)
何を重視するかによって、おすすめは変わりますが、どちらかひとつしか利用できないとしたら、わたしは Huawei Watch Fit 3 を選びます。
Amazfit active は ソフトウェアの作り込みは素晴らしいのですが、ハードウェア(サイドボタン)の作りがあまり良くないです。今の時期は問題ないと思いますが、秋冬の袖の長い時期になると、確実にボタンが押しづらくなると思います。
画面の明るさ(自動調光対応)も含め、日常使いで使いやすいのは Huaweiの方かと。
ただ、やはり最後は、YO4KOさんが何を重視するかで変わるかな。という気もします…。
【補足】
Huawei watch fit 3 を Androidで使用する場合は、専用のアプリが Google Play ストアからダウンロードできません。Huawei のサイトから直接ダウンロードしてインストールする形になります。また、インストール時には警告が出るので不安になるかもしれません。Androidでご利用の場合は、他のレビュー記事で情報収集することをおすすめします。
答えにくい質問に丁寧にご回答いただき、ありがとうございました。
いただいたアドバイスを基に購入検討いたします。