今回は 2023年9月22日より販売開始となった 「Amazfit Bip 5(アマズフィット ビップ ファイブ)」を徹底レビューしたいと思います。
Amazfit Bip 5 は、前モデルの Amazfit Bip 3 / Amazfit Bip 3 Pro の後継機になります。ちなみに、Amazfit Bip 4 という商品は存在しません。ナンバーが 3 から 5 へジャンプしたみたいです。
そして、最新モデルの「Amazfit Bip 5」は、機能が大幅に強化され、前モデルには無かった次のような機能が追加されています。
追加された機能(一部)
- Bluetooth通話対応
- Alexa対応
- 血中酸素レベルの自動測定
- 自動スポーツ認識(7種類)
また、これら以外にも、かなり多くの機能が追加/改善されています。
この記事では、上に挙げたような機能の他にも、実際に利用したからわかったこと(良い点/残念な点)についても詳しく紹介しています。
特に、iPhone で LINEの音声通話をよく利用される方は、ぜひチェックしてください。
Amazfit Bip 5 スゴいんです♪
それでは、詳しく見ていきます。
同梱物
- 本体 × 1
- 充電ケーブル × 1
- 取扱説明書 × 1
外観
ディスプレイは 1.91インチ の TFT(液晶ディスプレイ)。大画面のため文字が見やすいです。重量は40gとそこそこありますが、腕に付けると気になりません。
マグネット式充電ケーブルが同梱されているのでコレで充電します。
本体側面には、サイドボタン/マイク/スピーカーが搭載されています。マイクやスピーカーは Bluetooth通話/音声アシスタント(Alexa)/ワークアウト時に利用します。
交換バンドは、Amazfit Bip 5 に対応している商品から選ぶと安心かと。ただ、22mm幅のクイックリリースのバネ棒が付いているバンドであれば、どれを選んでも交換できると思います。(中には合わないものもあるかもしれませんが)
基本操作
- 上にスワイプ:通知の表示
- 下にスワイプ:コントロールセンター表示
- 左右にスワイプ:ウィジェット表示
文字盤を表示した状態で、上/下/左右にスワイプすると3種類の画面を表示できます。
- 通知
-
スマホで受け取った通知を確認できます
- コントロールセンター
-
バッテリー残量表示/画面の明るさ調整/音量調整など、いくつかの機能を利用できます
- ウィジェット
-
利用頻度の高いアプリを配置することができます。利用できるアプリは、天気/ミュージック/スケジュール/運動のショートカットなど。ウィジェットに表示する内容は、アプリで変更できます。
主な特徴/機能
- 大画面 + 大きな文字
- Bluetooth通話
- 通知
- LINEの通知(メッセージ/音声通話)
- Alexa内蔵
- GPS内蔵
- ウォッチフェイス
- バッテリー
- 健康管理
- ワークアウト
- その他の便利機能
ここでは、Amazfit Bip 5の主な特徴/機能を紹介します。
大画面 + 大きな文字
「大画面」 + 「大きな文字」 というのが Amazfit Bip 5 の特徴のひとつ。
これまでレビューしてきたスマートウォッチの中で「文字サイズが最も大きいスマートウォッチ」です。「文字が小さいと読みづらく感じる」という方には特におすすめです♪
文字サイズが大きいことに抵抗がある。という方でも、Amazfit Bip 5 の「LINEの音声通話の能力」を知ったら考えが変わると思います。ぜひ、このまま読み進めてください。
Bluetooth通話
Amazfit Bip 5 は「Bluetooth通話」に対応しているため、スマホで着信した電話に応答することも、電話をかけることも可能です。
着信応答
着信時は「相手の名前」「電話番号」が表示されます。また通話中は マイクミュート/スピーカー音量調整/スマホへ切り替え/ダイヤルパッド表示/終話、といった操作が可能です。
発信
履歴/連絡先/ダイヤル の3つの方法で電話をかけられます。
(連絡先に登録できるのは50件まで)
通知機能
スマホで受信した通知を手元でチェックできます。他のスマートウォッチと比べると、文字が大きいという特徴があります。小さい文字が読みにくく感じる方も Bip 5 ならスイスイ読めると思います。
LINEの通知(メッセージ/音声通話)
LINEメッセージ
テキストメッセージはしっかり表示できますが、スタンプは送られてきたという情報のみ通知されます。
LINE音声通話
Amazfit Bip 5 がすばらしいのは「LINEの音声通話に応答できる」ということ。しかも着信時に発信者の名前が表示されます!当たり前だと思いますか?これスゴいんですよ!
(着信中はバイブが振動し続けます)
1万円前後のスマートウォッチの中で「LINEの音声通話に応答できる商品」はいくつかありましたが、発信者の名前が表示できるモノはひとつもありませんでした。すごいよ Amazfit Bip 5 ♪
ただ、このように動作するのは iPhone のみです。Google Pixel では応答することはできませんでした。
なお、Amazfit Bip 5 で LINEの音声通話を開始(発信)することはできませんので、そこは注意してください。
同じ機能が利用できる安価なモデル(Amazfit Bip 5 Unity)が発売されました。気になる方は、以下の記事をチェックしてみてください。2024年6月28日まで、さらに安く購入できるクーポンを配布しております。
LINEのクイック返信機能(Androidのみ)
Android は LINEのクイック返信に対応しています。「返信」「Emoji」ボタンが表示されるので、これをタップして返信します。
クイック返信で利用できるのは「定型文」と「絵文字」のみ。キーボードや音声入力で返信することはできません。
Alexa内蔵
Zeppアプリで設定すれば Alexa が利用できます。音声でタイマーをセットしたり、天気を確認したり、さまざまな機能が利用できます。
また、Alexa対応のスマートリモコンを組み合わせれば、照明やテレビなどの家電もコントロールできるようになります。めちゃくちゃ便利ですよ♪
ちなみに、わたしは「SwitchBot ハブ 2」というスマートリモコンを利用しています。
GPS内蔵
- 4つの衛星測位システムをサポート
- 超高層ビル街でも利用できる
GPS / GLONASS / GALILEO / QZSS の4つの衛星測位システムをサポートしており、ワークアウト中のルートを記録できます。
横浜の「みなとみらいエリア」で試してみました。超高層ビル、タワーマンションなど、高い建物が多いエリアです。測位は10秒程度で完了。実際のデータはこのような感じです。【詳細なデータ】というのをタップすると、各データが数値で表示されます。
数値ではなく「グラフで見たい」という場合は、下にスクロールすることで確認できます。
GPSの経路を拡大表示しました。実際のルートは青線。ズレている部分もありますが「超高層ビル」「タワーマンション」に囲まれている環境なので、頑張っている方だと思います。
文字盤(ウォッチフェイス)
- 70種類以上の文字盤
- 写真/画像から文字盤の作成が可能
- 人物に特化した「ポートレート文字盤」もある
70種類以上の文字盤が利用できます。
また、お気に入りの写真/画像から文字盤を作成することも可能です。下の文字盤は「Bip5の商品パケージ」をカメラで撮り文字盤にしたものです。
「ポートレート文字盤」という機能も用意されていて、これ使用すると「人物」が前面に表示されるようになります。
バッテリー
- 通常使用で最大10日間のバッテリーもち(公称値)
Amazfit 公式サイトには「通常使用で最大10日間」と書いてあります。わたしが実際に使用した結果も、ほぼ同じような結果になりました。
バッテリー消費の大きい「心拍数や睡眠などのモニタリング機能」をすべて有効にして使用したところ、1週間で 100% → 39% という結果に。1日のバッテリー消費量が10%未満なので公称値のとおり10日間くらいは利用できそうです。
もちろん、GPSを長時間連続使用したり、Bluetooth通話を頻繁に行えば、10日間もたないと思いますが。
一応、バッテリーもちを調べたときの「設定」と「結果」を載せておきます。気になる方はチェックしてみてください。
設定
モニタリング設定
- 心拍数(有効)
- 睡眠(有効)
- ストレス(有効)
- 血中酸素レベル(有効)
画面表示設定
- 手首を持ち上げて情報を表示(有効)
- 通知を表示(有効)
■ワークアウト
6日目/7日目:それぞれ30分〜40分程度のウォーキング
結果(バッテリーの減り具合)
使用日数 | 0日 | 1日 | 2日 | 3日 | 4日 | 5日 | 6日 | 7日 |
バッテリー残量(%) | 100% | 88% | 80% | 75% | 68% | 57% | 48% | 39% |
前日差(%) | -12% | -8% | -5% | -7% | -11% | -9% | -9% |
健康管理
心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル の3つは、24時間モニタリングに対応しています。
睡眠モニタリングでは、昼寝の時間/睡眠時の呼吸の質/睡眠スコア といった情報も記録してくれます。
また、スマートヘルスアラート機能では、下の各項目の異常を検知したときに通知してくれます。基準値はアプリで設定します。
- 心拍数の異常
- 血中酸素レベルの異常な低下
- ストレスレベルの異常な上昇
- ストレスを軽減する呼吸運動
ワークアウト
- 120以上のスポーツモード
- 7つのスポーツは自動認識
- 運動データのアナウンス
- フィットネスアプリとの同期
120以上のスポーツモードに対応。
また、次の7つのスポーツは自動で認識してスポーツモードを開始できます。
- ランニング(屋外)
- ランニングマシン
- ウォーキング
- ウォーキング(屋内)
- サイクリング
- ローイングマシン
- エリプティカル
日本語には対応していませんが、走った距離などをリアルタイムにアナウンスする機能も搭載されています。(対応言語:英語/中国語)
さらに、adidas Running、Strava、Komoot、Relive、Google Fit、Apple Health といったアプリとの同期も可能です。
その他の便利機能
- 音楽再生コントロール
- 天気
- ストップウォッチ
- アラーム
- スマートフォンを探す
- カメラコントロール(iOSのみ)
- ToDoリスト
- カレンダー
- 会員カード
- ダウンロード可能なアプリ
- Google FIt 連携
これらの便利機能も利用できます。
(いくつかの項目については、今後、別記事で紹介したいと思います)
仕様
ディスプレイ | 1.91インチ TFT(液晶) |
---|---|
サイズ(高 × 幅 × 厚) | 45.94×38.09×11.2mm |
解像度 | 320 × 380 ピクセル、260PPI |
輝度(明るさ) | 最大450nit |
リフレッシュレート | 42Hz |
重量 | 約40g(バンド含む) 約26g(バンド除く) |
バッテリー容量 | 300mAh |
防水性能 | IP68 |
対応OS | Android 7.0以上 iOS 14.0以上 |
GPS内蔵 | ◯ |
Bluetooth通話 | ◯ |
Alexa対応 | ◯ |
常時表示 | ✕ |
自動明るさ調整 | ✕ |
血中酸素レベルモニタリング | ◯自動測定 |
心拍数モニタリング | ◯自動測定 |
睡眠モニタリング | ◯自動測定 |
ストレス測定 | ◯自動測定 |
発売日 | 2023年9月22日 |
良いところ/残念なところ
良いところ
- 画面が大きい
- 文字が大きい
- バッテリーもちがいい
- Bluetooth通話が便利
- Alexaが便利
- LINEの音声通話に応答できる(iPhone)
- LINEの音声通話の着信時に送信元の名前が表示される(iPhone)
とにかく、使い勝手が良いです。
今まで、1万円前後のスマートウォッチ(スマートバンド)を10個くらい利用してきましたが、Amazfit Bip 5 が満足度 NO.1 ♪
このあと「残念なところ」についても触れていますが、それらの内容はほとんど気にならない程度のことで、良い点(安定感・使いやすさ)の方が上回っています。
なんで、今まで Amazfit の商品を購入しなかったのか、と後悔しています。
念のために書いておきますが、今までレビュー記事でここまでベタ褒めしたことは一度もありません。
残念なところ
- バンドが柔らかすぎて装着しずらい
- 明るさの自動調整がない
- 常時表示に対応していない
- 文字サイズが変更できない
ベタ褒めの Amazfit Bip 5 ですが「バンド」と「文字サイズ」が気になります。バンドは交換すれば解決できますが、文字サイズはどうにもなりません。
文字が大きいのは Amazfit Bip 5 の特徴であり、良い点でもあります。ただ文字が大きいと、通知を読むときにスクロール回数が増えてしまうんですよね…。文字サイズが自由に変更できたら最高でした。
とは言っても、Amazfit Bip 5 は現時点で、わたしの中で NO.1 です♪
純正のバンドは、柔らかすぎて装着しづらいので、別のバンドに付け替えて利用しています。
一応、わたしが使用しているバンドは、他の記事で紹介していますので、そちらのリンクを載せておきます。
一応、22mm幅のクイックリリースのバネ棒が付いているバンドであれば、どれを選んでも交換できると思います。(中には合わないものもあるかもしれませんが)
(22mm幅ですので、サイズを選択する際はご注意ください)
まとめ
1週間ほど利用してレビューしていますが、満足度はかなり高いです。
先ほども言いましたが、これまで1万円前後のスマートウォッチをいくつかレビューをしてきましたが、今のところ Amazfit Bip 5 が一番のお気に入りです!
- 完成度の高さ
- 使い勝手の良さ
これらを求める方は、Amazfit Bip 5 を選べば間違いないかと。
見た目に大きなこだわりがなければ、iPhoneユーザーの方は満足できると確信しています♪
今回紹介した商品
(22mm幅のバンドに対応しています。中には Amazfit Bip 5 に合わない商品があるかもしれません)
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今後、わたしが試した「交換バンド」のレビュー記事を公開する予定です。
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