今回は、2024年11月14日に発売された「Xiaomi Smart Band 9 Pro」というスマートウォッチのレビューをします。
「良い点」だけでなく「残念な部分」についてもすべてお伝えします。購入を検討中の方は、ぜひチェックしてください♪
なお、この記事では「Xiaomi Smart Band 9 Pro」を iPhone とペアリングしてレビューしています。Androidスマホで使用すると、違う動作をする可能性がありますので、その点はご注意ください。Androidでの使用感は、また別の記事で話したいと思います。しばらくお待ちください。
概要
- 特徴
-
Xiaomi Smart Band シリーズの上位モデル。
ディスプレイ
- 1.74インチの有機ELディスプレイ(画面きれい)
- 最大輝度1200nits(強い日差しでも文字が読める明るさ)
- 60Hz(画面操作がなめらか)
- 一画面に表示できる情報量が多い
- 明るさの自動調節に対応
- 常時表示に対応
バッテリーもち
- 通常使用で最大21日間
- 常時表示で最大10日間
防水性能
5ATM(日常生活で困らない)
機能
- 通知チェック
- ワークアウト(GPS搭載)
- 健康管理(心拍数/血中酸素レベル/ストレス/睡眠など)
- その他の便利機能(アラーム、タイマーなど)
- カラー
-
3色展開
- ブラック(オブシディアンブラック)
- シルバー(ムーンライトシルバー)
- ピンク(ローズゴールド)
- 対応OS
-
- Android 8.0以降
- iOS 12.0以降
公式サイトには明記されていませんでしたが、対応しているのはスマートフォンのみだと思われます。
- 価格
-
9,280円(公式ショップ)
- 発売日
-
2024年11月14日
- ショップ
-
Amazon / 楽天市場 / Yahooショッピング / 公式サイト
内容物
- 本体(Xiaomi Smart Band 9 Pro)
- ストラップ
- 充電ケーブル
- 取扱説明書
外観
ディスプレイ
- 1.74インチの有機ELディスプレイ
- 輝度の自動調節に対応
ディスプレイは、1.74インチの有機ELディスプレイ。輝度の自動調節に対応しているので、周囲の明るさに応じて、自動的に画面の明るさを調節してくれます。
保護フィルムを検索
画面が傷つくのが心配な方は、保護フィルムも合わせて購入すると良いかもしれません。
Amazonで検索 楽天市場で検索 Yahooショッピングで検索
ストラップ
- TPU素材で柔らかい
- ストラップは交換可能
- 公式の別売りストラップもある(レザーストラップ/マグネティックストラップ)
前作の 8 Pro は、ベルトを通す部分が固定されていて付け外ししづらかったのですが、9 Pro では改善されて固定部分が取り除かれました。
ボタンを押した状態でストラップを引くと簡単に取り外せます。
オシャレな公式ストラップも販売されています。
交換バンドを検索
純正を含め、様々な交換バンドが販売されています。
Amazonで検索 楽天市場で検索 Yahooショッピングで検索
側面/背面
サイドボタンなどは搭載されていません。
専用の充電ケーブルで充電します。
重量
本体は24g。バンド込みで40gとなっています。
無印の Xiaomi Smart Band 9 と比べると大きいですが、睡眠時に付けたままでも気になりませんでした。毎日睡眠記録をとる方でも、このサイズでしたら苦にならないと思います。
毎日睡眠記録をとるなら、これくらいのサイズがギリギリだと感じます。これより大きくなると邪魔に感じるようになり、いずれ外す流れになるかと。
屋外での見え方(視認性)
ちょうど昼頃、ほぼ真上からの日差しでも、はっきり見えました。最大輝度が 1200nits なので、夏の強い日差しでもハッキリ見えるはずです。下の画像では、画面に黒い帯状のものが写っていますが、これはカメラの設定によるもので、実際には、このような黒い帯は見えません。
明るさの自動調節(輝度自動調節)に対応しているのもポイント。日差しの強い屋外では明るく表示され、明かりのない環境では明るさが抑えられます。
基本操作
タッチ操作
- 下にスワイプ
-
通知
- 上にスワイプ
-
機能一覧
- 左右にスワイプ
-
ウィジェット
(使用頻度の機能を配置できます)
特徴
専用アプリ(Mi Fitness)
Xiaomi Smart Band 9 Pro は、Mi Fitness という専用のアプリで管理します。
- 本体の初期設定
- 本体から取得したデータの確認
- 文字盤のインストール
などに使用します。
通知
- 通知の受け取りは細かくコントロールできない
- 一画面に表示される情報量が多い
- LINEの通知はひと通り受け取れる
- LINEの着信通知もバッチリ!
- バイブレーションは「強」がおすすめ!
- 新たなリニアモーター(進化したバイブレーション)
スマホで受け取った通知を Xiaomi Smart Band 9 Pro で確認することができます。なお、通知機能を利用するには、Mi Fitness アプリで通知の設定を行なっておく必要があります。
(通知を受け取りたいアプリが一覧になくても「その他」を有効にすれば、通知自体は受け取れます)
本体の横幅が広いので、一画面に表示される情報量が多いです。長文の通知でも快適にチェックできます。大きすぎず、小さすぎない、絶妙なサイズ感です。
LINEのテキストメッセージ/スタンプ/写真、これらの通知が受け取れます。「スタンプ」と「写真」については内容までは確認できませんが、相手が送信したことは把握できます。テキストメッセージの方は、内容も確認できます。ただし、絵文字は文字化けしてしまうようで、絵文字が■に置き換わって表示されます。
LINEの着信中はバイブが振動し続けます(左)。着信に応答しなかった場合は「電話の不在着信」と「LINEの不在着信」の2つが通知されます。不在着信時に2つも通知が届くのはややこしいですが、通知が残るのはありがたいです。
公式アイコンが表示される通知と、そうでない通知があります。公式アイコンが表示できない通知は、青いアイコンが表示されます。下の画像の「上の通知アイコン」のこと。
初期状態のバイブレーションは弱く感じました。設定で強さを変更できるので、バイブは「強」に変更するのがおすすめです!「強」のバイブは充分強いので、変更すれば「通知に気づかない」なんてことは、まずないでしょう。
バンド本体で[設定]→[バイブレーション]と進むと、オフ/標準/強 の3つからバイブの設定ができます。「強」に変更するのがおすすめです。
文字盤(ウォッチフェイス)
- アプリから文字盤の追加インストールが可能
- 写真や画像から文字盤の作成が可能
Mi Fitnessアプリから文字盤の追加インストールができます。
カスタムカテゴリーの文字盤は、背景画像を差し替えることができます。
なお、背景画像用の「写真」や「画像」は最大8枚まで登録可能です。また、時刻の表示位置/時刻表示のカラー/表示内容、といったところまでカスタマイズができます。けっこう自由度が高いですね。
ワークアウト
- 150種類以上のスポーツモードに対応
- 5つの衛星システムに対応(GPS、GLONASS、Beidou、Galileo、QZSS)
- 6種類のスポーツモードを自動認識
スマートウォッチから直接呼び出せるスポーツモードをすべて書き出しました。気になる項目をタップ or クリックして詳細をチェックしてください。
基本(8)
- ウォーキング
- 屋外ランニング
- 自由形
- ハイキング
- 屋外サイクリング
- トレッドミル
- 縄跳び
- プールスイミング
ウォータースポーツ(17)
- オープンウォーター
- セーリング
- パドルボード
- 水球
- その他のウォータースポーツ
- 水上スキー
- カヤック
- ラフティング
- ローイング
- パワーボート
- フィンスイミング
- 飛び込み
- アーティスティックスイミング
- シュノーケリング
- カイトサーフィン
- フローライディング
- ドラゴンボート
屋外アクティビティ(11)
- トレッキング
- トレイルラン
- トライアスロン
- ロッククライミング
- スケートボード
- ローラースケート
- パルクール
- 四輪バギー
- パラグライダー
- BMX
- 競歩
トレーニング(40)
- HIIT
- ヨガ
- 屋内サイクリング
- エリプティカル
- ローイングマシン
- ステアクライマー
- ステッパー
- スピンバイク
- コアトレーニング
- 柔軟性トレーニング
- ピラティス
- 体操
- ストレッチ
- ストレングス
- クロストレーニング
- 階段昇降
- エアロビクス
- フィジカルトレーニング
- ウォールボール
- ダンベル
- バーベル
- 重量挙げ
- デッドリフト
- バーピー
- シットアップ
- ファンクショナルトレーニング
- 上半身
- 下半身
- 腹筋
- 背中
- エアウォーカー
- 水平バー
- 平行バー
- ステップエアロビクス
- マスゲーム
- カーディオコンバット
- バトルロープ
- エアロビックコンボ
- 屋内ウォーキング
- 屋内フィットネス
ダンス(14)
- スクエアダンス
- ベリーダンス
- バレエ
- ストリートダンス
- ズンバ
- フォークダンス
- ジャズダンス
- ラテンダンス
- ヒップホップ
- ポールダンス
- ブレイクダンス
- 社交ダンス
- モダンダンス
- ダンス
格闘技(12)
- ボクシング
- レスリング
- 武道
- 太極拳
- ムエタイ
- 柔道
- テコンドー
- 空手
- キックボクシング
- 剣道
- フェンシング
- 柔術
球技(26)
- テニス
- バスケットボール
- ゴルフ
- サッカー
- バレーボール
- 野球
- ソフトボール
- アメリカンフットボール
- ホッケー
- 卓球
- バドミントン
- クリケット
- ハンドボール
- ボウリング
- スカッシュ
- ビリヤード
- シャトルコック
- ビーチサッカー
- ビーチバレー
- セパタクロー
- フットサル
- フットバッグ
- ボッチー
- ハイアライ
- ゲートボール
- ドッジボール
ウィンタースポーツ(8)
- アイススケート
- 屋内アイススケート
- カーリング
- その他のウィンタースポーツ
- スノーモービル
- アイスホッケー
- ボブスレー
- そりすべり
レクリエーションスポーツ(14)
アーチェリー
ダーツ
乗馬
綱引き
フラフープ
凧揚げ
釣り
フリスビー
シャトルコック
ブランコ
体感ゲーム
テーブルサッカー
シャフルボード
eスポーツ
カードとボードゲーム(5)
チェス
チェッカー
囲碁
コントラクトブリッジ
ボードゲーム
その他(3)
- 馬術
- 陸上競技
- 自動車レース
Xiaomi Smart Band 9 Pro は本体にGPSが搭載されているので、スマホを持ち歩かなくても位置情報を記録できます。実際にウォーキングで試してみました。このような感じで位置情報を記録できます。
上の画像の「位置情報」を拡大表示すると、このようになります。超高層ビルが建ち並ぶエリアで試したので3カ所(矢印部分)位置がズレていましたが、相当ガチな方でなければ気にならないレベルかと。
6種類のスポーツモードを自動検出
なお、あくまで自動検出してリマインダを表示するだけの機能です。自動的に記録を開始してくれるわけではありません。
健康管理
- 24時間モニタリング(心拍数/血中酸素レベル/ストレス)
- 睡眠モニタリング
- ヘルスケア連携に対応
心拍数 / 血中酸素レベル / ストレスの3つは24時間モニタリングに対応しています。当日分のデータであれば、スマートウォッチ本体で確認が可能。過去のデータはMi Fitness アプリでチェックします。
睡眠データも当日分であれば、スマートウォッチ本体で確認が可能。過去のデータはアプリでチェックします。
Appleのヘルスケアと連携可能。Mi Fitness アプリでヘルスケア連携を有効にすると、次のような項目をヘルスケアに記録できます。
ヘルスケア連携を有効にして「歩数」を記録できるようにした結果が下の画像。なお、iPhoneの歩数をヘルスケアに反映させるかどうかで結果が変わります。iPhoneの歩数をヘルスケアに反映させなければ、ウォッチとヘルスケアの歩数が一致します。
iPhoneの歩数をヘルスケアに反映させる/反映させない。というのは、設定アプリで行います。
■ iOS18 の場合
iPhoneの設定アプリを起動して、次の順に操作します。
- [プライバシーとセキュリティ]をタップ
- [モーションとフィットネス]をタップ
- [ヘルスケア]を有効 or 無効
これらの他に「女性の健康管理」や「呼吸トレーニング」の機能も利用できます。
バッテリーもち
- 標準使用モードで「最大21日間」
- 常時画面表示モードで「最大10日間」
公称値では、標準使用モードで最大21日間/常時表示モードで最大10日間のバッテリーもちとなっています。
その他の細かな機能
- 天気
- カレンダー
- アラーム
- タスク
- 呼吸
- ストップウォッチ
- 音楽
- スマホを探す
- 世界時計
- カメラ
- タイマー
- コンパス
- 懐中電灯
- 集中(ポモドーロタイマー)
Xiaomi Smart Band 9 Pro では、これらの便利機能も利用できます。
なお、iPhone と Androidスマホでは利用できる機能が異なるようです。また、Androidスマホでも端末によって利用できる機能に違いがあるようです。下の表でご確認ください。
以下は、公式サイトに書いてある内容ですが、いくつかの項目がスマートウォッチ本体に表示されてい内容と異なりました。下の表のイベントは、スマートウォッチにカレンダーと表示されているものだと思われます。
Android | iOS | |
---|---|---|
音楽コントロール | ◯ | ◯ |
アラーム | ◯ | ◯ |
タイマー | ◯ | ◯ |
ストップウォッチ | ◯ | ◯ |
ライト | ◯ | ◯ |
天気 | ◯ | ◯ |
イベント | Xiaomi / Redmiのデバイスのみサポート | ◯ |
タスク | ◯ | ◯ |
スマートフォンを探す | ◯ | ◯ |
世界時計 | ◯ | ◯ |
フォーカス | ◯ | ◯ |
カメラ | 一部のデバイスのみサポート | ◯ |
呼吸トレーニング | ◯ | ◯ |
なお、公式サイトには「コンパス」の対応状況が書いてありませんでした。
使ってみて
Xiaomi Smart Band 9 Pro は、めちゃくちゃ良いです。快適そのもの。
価格とデザイン面が気に入れば、かなりありだと感じます♪
良かったところ
- 明るさ自動調節に対応
- 常時表示に対応
- GPS搭載
- 画面の動きが滑らか(ヌルヌル)
- 大きすぎない絶妙なサイズ(通知が読みやすい)
残念なところ
- 付け外しがしづらい
前作の 8 Proのバンドと比べると、明らかに良くなっています。付けた瞬間に分かりました。ただ、それでも、まだバンドの付け外しはしづらいと感じます…。わたしだけかな?!
一応、対応しているバンドがいくつも販売されているので、純正バンドが合わないと感じたとしても、別途バンドを購入することで解決できます。
ちなみに、レビュー時点で感じた Xiaomi Smart Band 9 Pro の残念なところは、バンドの付け外しがしづらい点くらいで、その他は、快適そのもの。Xiaomi Smart Band シリーズは完成度が高いですね♪
気になったところ
- 初期設定のバイブが弱い
- オシャレな文字盤がない…
初期設定のバイブが弱い
初期設定のバイブは弱く感じます。
使い始めたら本体の設定からバイブの強さを「強」に変更するのがオススメです。強にすれば、通知に気付かないなんてこととは、まずないと思います!
オシャレな文字盤がない
これは完全に好みの問題ですが、CMF Watch Pro 2 のような、オシャレな文字盤があると嬉しいなぁ。と感じました。
紹介した商品はこちら
保護フィルムを検索
画面が傷つくのが心配な方は、保護フィルムも合わせて購入すると良いかもしれません。
Amazonで検索 楽天市場で検索 Yahooショッピングで検索
交換バンドを検索
純正を含め、様々な交換バンドが販売されています。
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