今回は、FOSMET さんからご提供いただいた「QS40」という、ラウンド型のスマートウォッチをレビューしたいと思います。
この記事では、iPhoneとペアリングした場合の使用感について書いています。Androidスマホとペアリングした場合は、異なる動作になるかもしれません。
なお今回のレビューでは、QS40 の管理に「GloryFitPro」アプリを使用しています。2024年9月頃から、新たなアプリがリリースされるそうですが、このレビューでは、こちらを使用します。
(一応、GloryFitProは、今後も使用できるそうです)
それでは、詳しく見ていきましょう。
概要
- 特徴
-
- 丸型のスマートウォッチ
- サファイアガラスを使用
- 1.43インチの大画面
- 常時表示対応
- Bluetooth通話対応
- 通知
- 100種類以上の運動モード
- 200種類以上の文字盤
- 「写真」や「画像」から文字盤を作成することも可能
- 健康管理(心拍数/ 血中酸素濃度/ ストレス/ 睡眠/ 女性の健康管理)
- 通常使用で5日から6日のバッテリーもち
- その他の便利機能(天気/ アラーム/ タイマー/ 音声アシスタント など)
- カラー
- 対応OS
-
Android 4.4 / iOS 9.0以上の端末に対応
- 価格
-
9,890円(公式サイト価格)
- アプリ
-
- GloryFitPro(旧)
- FOSMET FIT(新)2024年9月頃にリリース予定
- 発売日
-
2024年6月6日
- ショップ
- クーポンコード
-
「Amazon」と「公式サイト」で利用できるクーポンコードを提供していただきました。
以下のクーポンコードを利用すると、10%引きになりますので、ご購入時には、ぜひご利用ください。 なお、 以下のクーポンコードは、Fosmet製スマートウォッチであれば、どの製品でも利用できるそうです。
クーポンコード:ILSM2408
【有効期限】
Amazon:2024/8/25 – 2024/11/25
公式サイト:無期限
内容物
- 本体(金属製のベルト含む)
- 金属製ベルトの長さ調整用の工具
- シリコン製ベルト
- 充電ケーブル
- ユーザーガイド
- 予備のバネ棒(2本)
- 保証期間を2年に延長できるカード
(裏にQRコードがあるので、それを読み取って操作するようです)
外観
ディスプレイ
- 1.43インチAMOLED
- サファイアガラスで傷付きにくい
- 常時表示対応(AOD対応)
1.43インチの有機ELディスプレイ。サファイアガラスを使用しているので、傷は付きづらいと思います。
常時表示に対応しているので、いちいち腕を持ち上げなくても時間がわかります。
保護フィルムを検索
サファイアガラスなのでフィルムは必要ないかもしれませんが、心配な方は、合わせて購入しておくと安心かと思います。
Amazonで検索 楽天市場で検索 Yahooショッピングで検索
側面
- 右側にデジタルクラウン/マイク/押しボタン
- 左側にスピーカー
右側面には、デジタルクラウン/マイク/押しボタン。
右側面には、スピーカーが搭載されています。
ベルト
- 金属製/シリコン製、2つのベルトが使える!
金属製とシリコン製、2本のベルトが入っているので、フォーマル/カジュアル、どちらのシーンにも合わせられます。お得がありますね!
金属製のベルト
シリコン製のベルト
充電
- 約2時間でフル充電
充電は「専用のマグネット式ケーブル」を使用。フル充電には、約2時間かかるそうです。
重量
- 本体のみで 36グラム
- 「本体」+「金属製ベルト(長さ調整済み)」で 102グラム
- 「本体」+「シリコン製ベルト」で 55グラム
重量からして、就寝時につけるなら、シリコン製バンドの方が良さそうですね。
屋外での見え方
(ちなみに、この文字盤であれば「明るさ3」でも充分見えました)
基本操作
本体の「基本操作」を確認します。
タッチ操作
まず、画面のタッチ操作から見ていきます。
- 上
-
コントロールセンター的な画面が表示されます。明るさ調整/設定へのショートカット など、が表示されます。
表示内容を変更したい場合は、設定アプリを起動して【画面表示】→【制御メニュー】と進むと、表示する機能(ボタン)を変更できます。
- 右
-
正式名称が不明ですが「ウィジェット」と呼んでおきます。ひとつの画面に、ひとつのアプリが表示されます。ここに表示できるアプリは、日常生活の活動/心拍数/SpO2/ストレス/睡眠/天気/音楽/通話の8つ。ウォッチの設定アプリから変更できます。
- 左
-
アプリ履歴が表示されます。直前に利用していたアプリをワンタップで起動できます。
- 下
-
通知画面が表示されます。
ボタン操作
次は、サイドボタンの操作を確認します。
上ボタン:アプリ一覧へ
下ボタン:ワークアウト
(下ボタンを押した時の動作は、ウォッチの設定で変更できます)
どちらのボタンも同じ画面が表示されます。電源操作、もしくはSOS電話のメニューが表示されます。
特徴
Bluetooth通話
- 発信方法は4種類
- 着信時は「発信者名」が表示され、バイブ振動が続く
- 不在着信時は、通知が残らない…
- 通話中に可能な操作は3つ(音量調節/終話/ミュート)
- 長押しでSOS
(SOSの機能を利用するには、事前にアプリから緊急連絡先を登録する必要があります)
着信時は「送信者の名前」が表示されます。また着信中はバイブが振動し続けます。
不在着信になった場合、一瞬だけ不在着信の画面が表示されますが、通知の方には残らないようです。一応、通話履歴には残ります。
通話中は画面下に3つのボタンが表示されます。 左から順に、音量調節/終話/ミュート。通話中は、これら3つの操作が可能です。
文字盤が表示されている状態で、いずれかのボタンを長押しすると、画面下にSOSボタンが表示されます。こちらをスライドすると、あらかじめ登録しておいた連絡先に電話をかけることができます。
通知
- 通知はアプリごとにまとめられる
- Gmailはタイトルのみ表示
- LINEのテキストメッセージはしっかり確認できる
- LINEの着信通知は苦手…
- 画面が大きいので通知内容が見やすい
- 通知の受け取りは細かくコントロールできない…
文字盤上で上にスワイプすると(左)、通知一覧が表示されます(中央)。スマホと同じようにアプリごとに通知がまとめられ、アプリ名の横に受信件数が表示されます。通知一覧で通知をタップしていくと、詳細画面が表示されます(右)。Gmailの場合は、件名のみの表示で、本文は表示されないようです。
左から順に、テキストメッセージ/スタンプ/写真。テキストメッセージの内容はバッチリ見れます。「タンプ」や「写真」は内容は見れませんが、通知は届きます。
LINEの着信通知は苦手なようで、着信時には通知されませんでした。不在着信になってから通知されます。なお、不在着信時は通知が2つ届きます。ひとつは「不在着信通知(左)」、もうひとつは「発信者の情報(右)」です。
画面が大きいので、通知はとても見やすいと感じました!
下の画像は「通知の設定画面」です。アプリ名が表示されているものについては、個別に通知の受け取り設定ができます。一方で、アプリ名が載っていないものについては「他の通知」として、一括で扱われます。なお、「他の通知」に該当するアプリは、通知タイトルに「その他」と表示されます(画像右)。上のTwitterの通知と比べると違いがわかりやすいかも知れません。ちなみに、下の通知は「楽天市場」の通知です。
100種類以上の運動モード
- 100種類以上の運動モードが利用可能
- GPS非搭載
FOSMET QS40 では、100種類以上の運動モードが利用できます。
どのようなモードが用意されているのか、気になる方もいると思いますので、下に「全運動モード」を書き出してみました。「?」なモードもありましたが、とりあえず、書いてある通りに載せておきます。
(100種類以上あるので変換ミスがあるかも知れません)
気になる項目を タップ or クリックして確認してください。
基本(14)
- 屋外ランニング
- 屋内ランニング
- 屋外ウォーキング
- 屋内ウォーキング
- 屋外サイクリング
- 屋内サイクリング
- プールでの水泳
- 屋外水泳
- トライアスロン
- 登山
- クロストレーナー
- ローイングマシン
- ダンス
- 総合トレーニング
フィットネス(50)
- 通常の運動
- トレイルランニング
- 筋力トレーニング
- 階段ステッパー
- エアウォーカー
- HIIT
- 健康体操
- マスゲーム
- ヨガ
- 猫のポーズ
- 牛のポーズ
- コブラのポーズ
- ヒーローのポーズ1
- ヒーローのポーズ2
- ヒーローのポーズ3
- フォームローラー
- 縄跳び
- ピラティス
- ミックスフィットネス
- ファンクショナルトレーニング
- フィジカルトレーニング
- テコンドー
- ボクシング
- キックボクシング
- 空手
- フェンシング
- コアトレーニング
- ボクシングエアロビクス
- 剣道
- 水平バー
- 平行棒
- リサイクルトレーニング
- エアロビクス運動
- 健康体操
- P90X
- ケトルベルトレーニング
- 総合格闘技
- 階段クライマー
- 重量 挙げ
- バレ
- ハンドサイクル
- 陸上競技
- レスリング
- 瞑想スポーツ
- フレキシビリティ
- 混合有酸素運動
- 伝統的な筋力トレーニング
- クロストレーニング
- 体操
- ステップトレーニング
ダンス(10)
- 一般的なダンス
- ベリーダンス
- ジャズダンス
- ラテンダンス
- バレエ
- ストリートダンス
- 広場ダンス
- ズンバ
- 社交ダンス
- タップダンス
レジャースポーツ(24)
- メジャースポーツ
- ローラスケート
- 武道
- 太極拳
- フラフープ
- フリスビー
- ダーツ
- アーチェリー
- 乗馬
- バトルゲーム
- 凧揚げ
- 綱引き
- ブランコ
- 階段上り
- スティープルチェイス
- 釣り
- 狩り
- スケートボード
- パラグライダー
- チームスポーツ
- フィットネスゲーム
- ハイキング
- 馬術
- フィットネスゲーム
ボールスポーツ(28)
- 球技
- バスケットボール
- バドミントン
- 卓球
- テニス
- ビリヤード
- ボウリング
- バレーボール
- ジェンズ
- ハンドボール
- 野球
- ソフトボール
- クリケット
- アメリカンフットボール
- ビーチサッカー
- ビーチバレー
- ホッケー
- スカッシュ
- セパタクロー
- ドッジボール
- サッカー
- ゴルフ
- ポロ
- ラケットボール
- ラグビー
- クロッケー
- ピックルボール
- ラクロス
水上スポーツ(22)
- 水上スポーツ
- ヨット
- サーフィン
- ラフティング
- カヌー
- カヤック
- ボート
- モーターボート
- スタンドアップパドルボード
- スキューバーダイビング
- ダイビング
- カイトサーフィン
- ウェイクボード
- 水泳
- ウィンドサーフィン
- ラフティングアクティビティ
- 水上フィットネス
- 水上スポーツ
- 水泳(スタイル)
- 平泳ぎ
- バタフライ
- 背泳ぎ
氷上スポーツ(12)
- 氷上スポーツ
- アイススケート
- アイスホッケー
- カーリング
- スノーモービル
- ソリ
- バイアスロン
- スキー
- クロスカントリースキー
- スノーボード
- スノーシュー
- スノースポーツ
エクストリームスポーツ(9)
- エクストリームスポーツ
- スケートボード
- クライミング
- バンジージャンプ
- パルクール
- BMX
- オリエンテーリング
- パラシュート
- 自動車レース
その他(9)
- エレベーター
- エスカレーター
- ガーデニング
- 家事
- 車内
- 瞑想
- 静止
- 傾斜
- バリアフリー
GPS非搭載なのでワークアウト時の軌跡を残したい場合は、スマホのGPSを使用します。一応、ウォーキングで試した結果を下に載せておきます。位置情報の精度は、スマホのGPS性能で変わります。なお、ワークアウトの開始操作はスマートウォッチでできるので、わざわざスマホを起動する必要はありません。
200種類以上の文字盤
- 200種類以上の文字盤を使用できる
- スマホに保存してある写真や画像から文字盤が作成できる
- 「常時表示の文字盤」は2種類から選択
アプリを利用することで、200種類以上の文字盤が使用できます。
お気に入りの文字盤が見つからない場合でも、スマホに保存してある「写真」や「画像」から文字盤を作成することができます。ただ、時刻の色が「白」しか選べないのは残念…。背景が白だと、時刻が分からないかも。
常時表示(AOD) にも対応していて、2種類の文字盤から選択できますできます。
健康管理機能
- 24時間モニタリング:心拍数/血中酸素レベル/ストレス
- まとめて測定:心拍数/血中酸素レベル/ストレスを一度に計測
- 睡眠記録に対応(仮眠も)
- 女性の健康管理
心拍数/血中酸素レベル/ストレスの3つの項目は、24時間モニタリングが可能。 当日分のデータであれば、スマートウォッチで確認できます。
過去のデータをチェックしたい場合は、アプリを利用します。
「測定」 というアプリを利用すると、 心拍数/ 血中酸素濃度/ ストレスの3つを 1度にチェックすることができます。
睡眠データも当日分であれば、スマートウォッチで確認できます。また、仮眠も記録してくれるようです。ただ、仮眠を取らないので精度は不明です。
過去のデータをチェックしたい場合は、アプリを利用します。
その他にも、女性の健康管理機能が搭載されています。
バッテリー持ち
- 通常使用で 6 〜 7日間
- 常時表示で 2 〜 3日間
公称値としては、 通常の使用方法で、6日から7日間バッテリーがもつそうです。
その他の便利機能
- 呼吸トレーニング
- アラーム
- 天気
- 音声アシスタント
- 音楽再生コントロール
- ストップウォッチ
- タイマー
- 電卓
- 懐中電灯
- スマートフォンを見つける
- リモートシャッター
- 女性の健康管理
FOSMET の QS40 は、これらの便利機能も利用できます。
(OSや端末によっては利用できない機能があるかもしれません)
いくつかの機能について補足します。
音声アシスタント
iPhoneの場合は Siri が呼び出されます。アレクサは利用できません。
音楽再生コントロール
スマホで再生している音楽の「再生/一時停止/曲飛ばし/曲戻し/音量調整」が可能です。
タイマー
タイマーはバックグラウンドで動作しました。文字盤の画面で、左から右へスワイプすると「アプリの使用履歴」が表示されます。ここでタイマーアプリを選択すれば、簡単に元の画面に戻れます。
ストップウォッチ
ストップウォッチもバックグラウンドで動作できました。
仕様
ディスプレイ | 1.43インチ AMOLED(有機EL) |
---|---|
サイズ(mm) | 45.7 × 37.7 × 11 |
解像度 | 466 × 466 ピクセル、331 PPI |
輝度(明るさ) | 不明 |
リフレッシュレート | 不明 |
重量 | 35.8g(本体のみ) |
バッテリー容量 | 350mAh(定格値) |
バッテリーもち (通常使用モード) | 通常使用で6-7日 |
充電時間 | 約2時間 |
防水性能 | IP68 |
Bluetooth通話 | ◯ |
常時表示(AOD) | ◯ |
心拍数モニタリング | ◯ |
血中酸素レベルモニタリング | ◯ |
睡眠モニタリング | ◯ |
ストレスモニタリング | ◯ |
GPS内蔵 | ✕ |
自動明るさ調整 | ✕ |
対応OS | Android 4.4以上 iOS 9.0以上 |
アプリ | GloryFitPro(旧) 新アプリが2024年9月頃にリリース予定 |
ブランド | FOSMET |
発売日 | 2024年6月6日 |
使ってみて!
良いところ
- 高級感のあるデザイン
- 高機能
- ベルトが2つも入っている
1万円を切るスマートウォッチの中では高級感のあるデザインだと思います。価格を抑えつつ「見た目も良いスマートウォッチ」を探している方にとっては、選択肢のひとつになるかと。
また、デザインだけでなく、機能が充実しているのもポイントです。
さすがに決済はできませんが、同じ価格帯の中では高機能スマートウォッチの部類に入ります。
あと、ベルトが2つ同梱されているのも良いですね。
メインで使用するのは、どちらか一つになると思いますが、いざという時に変えられるのは嬉しいです。単純に得した気分になるというのもあります。^^
残念なところ
- デジタルクラウンが押し込み操作に反応しないことがある
- LINEの着信通知が弱い
個体差があるのかもしれませんが、デジタルクラウンを押し込む時、ボタンの端の部分を押すと反応しないことがあります。中央あたりを押せば全く問題ないのですが、無意識に操作すると、端の方を押してしまうようです…。ちなみに、同様のレビューがあるかチェックしてみましたが、わたしが調べた限りでは、同じ症状の方は一人もいませんでした。
iPhoneとペアリング場合は、LINEの着信時に通知がありません。不在着信になってからようやく通知が来る感じです。
気になる点
- 文字盤が意図せず変わってしまう
- タッチのスクロールが飛ぶ
文字盤を表示した状態でデジタルクラウンを回転させると、文字盤が変わる仕組みになっています。簡単に文字盤を切り替えられるので、便利なようにも感じますが、意図せず変わってしまうことがあるのも事実。このような仕組みになっていることを知らないと、不具合と思ってしまうかも知れません。できれば、この機能を無効化できる設定があると嬉しいですね。
タッチ操作で縦スクロールすると想像以上に動きます。止めたいところでピタッと止められず、スクロールが飛んでいくので正直操作しづらいです。一応、デジタルクラウンでスクロールするようにして対処しています。
残念な点/気になる点もありますが、
- 高級感のあるデザイン
- 高機能
- ベルト2本セット
これらを考えると、コスパは良いと思います。
あとは、耐久性次第という感じでしょうか。
「内容物」のところでも書きましたが、保証期間を2年間に延長するカードが入っていますので、こういったサービスを上手に利用すると良さそうです。^^
今回、初めて FOSMET 製品を利用しましたが、低価格帯スマートウォッチの中では、トップクラスに高級感のあるデザインだと感じました。今後のアップデートはもちろん、新製品も期待したいと思います。
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