CIOから登場したモバイルバッテリー「SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless 2.0 8K」をレビューします。
こちらの製品は、充電速度を優先する「ハイパフォーマンスモード」と、発熱を抑える「セーフティーモード」をユーザーが選択できる画期的な機能を搭載。Qi2規格に対応し、iPhoneを約1回充電できるバッテリー容量(8000mAh)となっています。
今回は、iPhone 17 Pro で実際に試してみたいと思います。
開封 & 外観チェック
内容物は、バッテリー本体、充電ケーブル、取扱説明書など。

表面はマットな仕上げで指紋が付きにくいです。

背面のLEDインジケーターは、左が動作モード、残りの4つがバッテリー残量を示しています。左端のLEDが点灯していればハイパフォーマンスモード、点滅していたらセーフティーモードになります。残りの4つのLEDは、25%刻みでバッテリー容量が確認 できるようになっています。

バッテリーの重量は163g。
iPhone 17 Pro に付けると370g。そこそこ重量感があります。手持ちで使い続けるのには向かないですね。


選べる2つのワイヤレス充電モード!速度優先 or 発熱抑制
ワイヤレス充電時に「充電速度を優先させるか」「発熱の抑制を優先させるか」2つのモードを選んで利用することができます。
- ハイパフォーマンスモード
充電速度を最優先するモード。急いで充電したい時に最適です。ただし発熱しやすくなります。 - セーフティーモード
発熱を抑え、バッテリーへの負荷を軽減するモード。充電速度は重視せず、時間がかかっても安全に充電したい場合におすすめです。
モードの切り替え方法
ワイヤレス充電中に電源ボタンを約5秒長押しすると切り替えられます。

実行中のモード確認方法
どちらのモードで動作しているかは、本体のLEDインジケーターで確認できます。ワイヤレス充電中に、左のLEDが「点灯」していればハイパフォーマンスモード、「点滅」していればセーフティーモードです。

完全パススルー充電
モバイルバッテリー本体を充電しながらスマートフォンなどを同時に充電することが可能。
さらに、本体が満充電に達すると、バッテリーを経由せずデバイスへ直接給電するようになっています。これにより、バッテリーに不要な負荷がかかるのを防ぎ、劣化を抑えることができます。
注意点
購入前に確認しておきたい仕様としては、有線とワイヤレスの同時充電には非対応という点があります。USB-Cポートにケーブルを接続すると有線充電が優先され、ワイヤレス充電は自動的に停止します。
また、Pixelシリーズはセーフティーモードに対応しておらず、必ずハイパフォーマンスモードで使用する必要があります。公式サイトではGoogle Pixelと明記されていますが、取扱説明書には「Android自体がセーフティーモード非対応」と記載されていました。
製品の主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 8000mAh |
| サイズ | 約 102 × 70 × 12 mm |
| 重量 | 約 162 g |
| ポート構成 | USB-C × 1 |
| ワイヤレス充電モード | ・ハイパフォーマンスモード(速度優先) ・セーフティモード(発熱抑制) |
| 対応急速充電規格 | Qi2充電 / PD3.0 |
| サイクル回数 | 約300回(フル充電・放電の目安) |
| 蓄電時間 | 約120分(環境により変動) |
| 付属品 | 取扱説明書(日本語/English) / USB-C to Cケーブル(50cm) |
| 材質 | アルミ合金製 |
| メーカー希望小売価格 | ¥7,680(税込) |
メリット/こんな人におすすめ
メリット
- 利用シーンに応じて充電モードを使い分けられる
- 完全パススルー機能でバッテリーの長寿命化が期待できる
オススメする人
- ワイヤレス充電時、状況に応じて「高速充電」と「低速充電(発熱の抑制)」を使い分けたい方
- 充電時の発熱が気になる方
- 一つの製品を長く大切に使いたい方
- Qi2対応デバイスで高速ワイヤレス充電を利用したい方

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