今回は、2024年3月29日に発売された「Amazfit Active Edge」のレビューをしたいと思います。
なお、このレビュー記事では、Google Pixel 7 とペアリングした場合の使用感をもとに書いていますので、他のAndroid端末やiPhoneだと違う結果になることがあるかもしれません。
良い点だけでなく、残念な点についてもレビューしておりますので、Amazfit Active Edge が気になっている方は、ぜひ、チェックしてみてください。
概要
- 特徴
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Gショックのような「オシャレな見た目」と「頑丈なボディ(MIL規格クリア/10ATMの防水性能)」を持っているのが特徴。
Bluetooth通話、常時表示、明るさの自動調整(自動調光)といった機能には対応していませんが、通知、ワークアウト、健康管理、音楽再生コントロール、タイマー、アラームなど、スマートウォッチに求める基本機能はしっかり搭載しています。
- カラー
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- ラバブラック
- ミッドナイトパルス
- ミントグリーン
- 対応OS
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Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上
- 価格
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19,900円(公式サイト価格)
2024年5月時点 - 発売日
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2024年3月29日
- ショップ
内容物
- 本体(バンド含む)
- 充電ケーブル
- 取扱説明書
外観
1.32インチの液晶ディスプレイ。解像度は 360×360ピクセルで、ピクセル密度は 277 PPI、画面の文字はとても見やすいです。
ディスプレイが傷つくのが心配な方は、保護フィルムを一緒に購入するといいと思います。
保護フィルムを検索
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左右に2つずつ。計4個のボタンが搭載されています。これらのボタンを利用することで、ほとんどの操作が可能です。
バンドは半透明の「熱可塑性ポリウレタン(TPU)」素材。使いはじめは、やや硬めで手首にフィットしませんでしたが、使い続けていくうちに柔らかくなったのか、今ではピタッとフィットしています。付け心地は良好です♪
(硬いというか、クセがついていたのかもしれません)
専用のマグネット式充電ケーブルを使用します。フル充電まで約2時間かかります。
バンド込みで 54g。見た目はゴツいですが、実際に腕につけると見た目よりも軽いです。
直接日差しを浴びると多少見づらくなりますが、時刻はしっかり確認できます。下の画像では文字が薄く見えますが、実際にははっきり見えます。
基本操作
タッチ操作
文字盤の画面で上下左右にスワイプすると、次のように画面が切り替わります。
- コントロールセンター
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バッテリー残量の表示/画面の明るさ調整/カレンダー表示など、いくつかの機能をワンタップで呼び出せる画面。
- アプリ一覧
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天気/ミュージック/アラーム/カレンダなど、Amazfit Active Edge で使用できるアプリが一覧表示されます。
- ショートカットカード
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使用頻度の高い「アプリ」や「機能」を、ひとつの画面に集約できる機能。縦スクロールで各機能を表示します。
- 通知
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スマホで受け取った通知が表示されます。
ボタン操作
- SEL
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決定/ワークアウト一覧画面
- BACK
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戻る/アプリ一覧画面
- UP
-
上へ移動/コントロールセンター
- DOWN
-
下へ移動/ショートカットカード
特徴
丈夫なボディー
- MIL規格をクリア
- 10ATM防水グレードに対応
MIL規格をクリアしていて、10ATM 防水に対応(水深100mに相当する圧力に対応)しています。約2万円という価格帯の中では、かなり頑丈な製品かと。
公式ショップより引用
Amazfit Active EdgeはISO 22810:2010規格に基づき、10 ATMの評価を達成し、100m までの防水性能である10ATM を達成しており、水しぶき、雪、シャワー、水泳、一部の高速ウォータースポーツに適しています。SWQC による第三者試験(SGS 認証)に合格しており、レポート番号は「SWT2306-19」です。熱いシャワーを浴びたり、サウナに入ったりするときは、ウォッチを外すようにしてください。蒸気が多すぎるとシールに影響を与え、将来的に防水性が低下する可能性があります。水泳の際は、革製や金属製のストラップを装着しないでください。水泳の準備の際には、フッ素ゴム製のストラップなど、適したタイプのものに交換してください。詳しくは、サポートページ(support.amazfit.com)をご覧ください。
https://www.amazfit.jp/products/amazfit-active-edge
通知
- 文字が大きく読みやすい
- LINEのテキストメッセージは◯
- LINE音声通話は△
(iPhoneとペアリングした場合は◯) - 電話の着信通知は◯
- いくつかのアプリは公式アイコンが表示されない
文字が大きいので、通知の内容が読みやすいです。
テキスト/スタンプ/写真、すべて通知されます。
LINEの音声通話の着信時は、一度しか振動しませんでした。通常のアプリ通知と同じ動作なので、着信と通知の区別ができません…。ちなみに、着信に応答せず不在着信になると、もう一度振動して不在着信通知が届きます。他のAndroidスマホでも同じように動作するかは不明です。
iPhoneとペアリングした場合は、LINEの音声通話着信中にスマートウォッチが振動し続けます。また、LINE着信中は相手の名前が表示されます。
電話の着信はバッチリです。着信中はスマートウォッチが振動し続けます。LINEの音声通話も同じように動作してくれると嬉しいんですけどね。また、電話に応答できなかった場合は「不在着信通知」も受け取れます。
通知の中には、公式のアプリアイコンが表示されないものもあります。例えば、上の画像でいうと、不在着信は「電話アプリ」のアイコンが表示されるはずですが、表示されていません。代わりに、Zeppアプリが用意した「APPアイコン」が表示されています。このアイコンだと、見た目でどのアプリなのか判断がつかいないですが、アイコンの下にアプリ名が表示されるものもあるので、そこまで困らないと思います。
クイック返信(Androidのみ)
- 通話、SMS、LINEなどに「定型文」や「絵文字」で返信できる
- 定型文の新規作成と編集はZeppアプリで!
Androidでは、SMS や LINEなどに「定型文」や「絵文字」で返信できます。今回は、LINEで試してみました。(クイック返信機能)
定型文の「新規作成」と「編集」はZeppアプリで行います。なお、定型文は最大10個までとなっています。
ウォッチフェイス(文字盤)
- 100種類以上のウォッチフェイス(有料含む)
- 「写真」や「画像」を使用して文字盤を自作することも可能
下の文字盤は無料で利用できるものの中から、いくつか選んで載せています。個人的には、初期設定の文字盤(左上)が好きです。
「Customize Background」や「ポートレート文字盤」を使用すると、写真(画像)から文字盤を自作することが可能です。
ワークアウト
- 130種類以上のワークアウトに対応
- 7つのスポーツを自動認識(自動検出)
- ナビゲーションに対応
- 心拍ベルトやサイクリングパワーメーターに接続可能
- アクティビティデータをアプリと同期可能
「ワークアウトの一覧」をタップすると、ワークアウトの一覧が表示されます。
ワークアウトの一覧
以下、Amazfit 公式ショップより引用
■ランニングとウォーキング
ランニング(屋外)、ウォーキング、ランニングマシン、ウォーキング(屋内)、運動場でのランニング■サイクリング
サイクリング(屋外)、サイクリング(屋内)、自転車モトクロス■水泳
水泳(プール)、オープンウォータースイミング■屋外スポーツ
ロッククライミング、釣り、狩猟、スケートボード、ローラースケート、パルクール■屋内スポーツ
エリプティカル、ローイングマシン、ステップミル、階段ステッパー、スピニング、フィットネス(屋内)、エアロビクスコンボ、クロストレーニング、エアロビクス、グループキャリステニクス、ボディコンバット、筋力トレーニング、ステップトレーニング、体幹トレーニング、柔軟トレーニング、自由トレーニング、HIIT、ヨガ、ピラティス、体操、鉄棒、平行棒、バトルロープ、ストレッチ■ダンス
スクエアダンス、社交ダンス、ベリーダンス、バレエ、ストリートダンス、ズンバ、ラテンダンス、ジャズダンス、ヒップホップダンス、ポールダンス、ブレイクダンス、フォークダンス、ダンス、モダンダンス、ディスコ、タップダンス■コンバットスポーツ
ボクシング、レスリング、武道、太極拳、ムエタイ、柔道、テコンドー、空手、キックボクシング、剣道、柔術、フェンシング■球技
サッカー、ビーチサッカー、バスケットボール、バレーボール、ビーチバレー、野球、ソフトボール、ラグビー、ホッケー、卓球、バドミントン、テニス、スカッシュ、ゲートボール、クリケット、ハンドボール、ボウリング、ポロ、ラケットボール、ビリヤード、セパタクロー、ドッジボール、アイスホッケー、シャトルコック、インドアサッカー、フットバッグ、スポールブール、ペロタ、フロアボール■水上アクティビティ
ボート(屋外)、セーリング、カヤック、ローイング、ドラゴンボート、サーフィン、カイトサーフィン、パドルボード、インドアサーフィン、水上スキー■ウィンタースポーツ
スケート(屋外)、スケート(屋内)、カーリング■レジャースポーツ
フラフープ、フリスビー、ダーツ、スポーツカイト、綱引き、ジェンズ、eスポーツ、エアウォーカー、ブランコ、シャッフルボード、フーズボール、モーションセンシングゲーム■ボードとカードのゲーム
チェス、チェッカー、開始(囲碁)、ブリッジ、ボードゲーム■その他のスポーツ
https://www.amazfit.jp/products/amazfit-active-edge
トライアスロン、マルチスポーツ、縄跳び、アーチェリー、馬術
次の「7つのスポーツ」は、自動認識に対応しています。
ランニング(屋外)、トレッドミル、ウォーキング、インドアウォーキング、サイクリング(屋外)、ローイングマシン、エリプティカル。
対応しているスポーツを検出すると、下の画像(左)のように表示されます。カウントダウンが終了すると自動的にワークアウトの記録が始まります。カウントダウン終了直後、すでに約4分のデータが記録されていました。常に数分間分のデータを保持しているのだと思います。
(停止も自動でした。便利です)
なお、ウォーキング中は1キロ毎に本体が振動して、このように表示されます。
今回、細かく紹介できませんでしたが、次のような機能もあります。
- ナビゲーション
- 心拍ベルトやサイクリングパワーメーターに接続
- アクティビティデータをアプリと同期
GPS内蔵
- 5つの衛星測位システムに対応
(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS) - ほぼ歩いた通りのルートが記録できた
Amazfit Active Edge は、5つの衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)に対応しています。
(横浜みなとみらい)
左下の緑色の●がスタート地点。反時計回りに、ぐるっと1周しました。ゴールはスタート地点と同じ場所です。地図上でも、ほぼ同じ位置になっています。
何回か試すと大きくズレることがあるのかも知れませんが、とりあえず今回は、ほぼ歩いた通りのルートが記録されていました。
軌跡以外にも、下のようなデータが記録されます。
健康管理
- 24時間モニタリング(心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル)
- 睡眠の質モニタリング
- ワンタップで測定(心拍数/血中酸素レベル/ストレスを一度に測定)
- 呼吸のエクササイズ
- 生理周期トラッキング
- 健康リマインダー
これらの機能が利用できます。
24時間モニタリング
心拍数/血中酸素レベル/ストレスの3項目は、24時間モニタリングが可能です。
各データは Zeppアプリで詳しく確認できます。
当日分のデータは、ウォッチ単体でもチェック可能です。
睡眠の質モニタリング
(今回試せませんでしたが「昼寝の時間」も記録できるようです)
心拍数などと同様、睡眠データも当日分であれば、ウォッチ単体でチェックできます。
ワンタップで測定
心拍数/血中酸素レベル/ストレス の3つをまとめて測定する「ワンタップで測定」という機能もあります。
その他にも、
- 呼吸のエクササイズ
- 生理周期トラッキング
- 健康リマインダー
(高心拍数アラート/低心拍数アラート/低血中酸素アラート/ストレス緩和通知/座り過ぎのリマインダー)
といった機能も利用できます。
バッテリーもち
- 通常使用で16日間のバッテリーもち
公称値としては、通常使用で16日間のバッテリーもちとなっています。
ちなみに「16日間のバッテリーもち」というのは、次のような条件での使用を指すようです。
バッテリー持続時間は、メーカーの設定した条件下で算出されたものです。機能の設定および使用回数、動作条件、その他の要因によって異なる場合があります。
標準的な使用:心拍数モニタリング:有効(10分ごとの測定)、睡眠モニタリング:有効、文字盤:静止画、メッセージ通知:150件/日、手首を上げて画面点灯:100回/日、血中酸素レベル測定:5回/日、画面操作:5分/日、着信通知:3回/日、GPSによるランニング:90分間/週
https://www.amazfit.jp/products/amazfit-active-edge
細かな便利機能
- 天気
- ミュージック(音楽再生コントロール)
- アラーム
- カウントダウン(タイマー)
- ポモドーロタイマー
- ストップウォッチ
- カレンダー
- To-Doリスト
- スマートフォンを探す
- 会員カード
- 月経の履歴
- 呼吸
- 世界時計
- 太陽と月(日の出/日没など)
Amazfit Active Edge では、このような便利機能も用意されています。
いくつかの機能について補足しておきます。
カウントダウン(タイマー)
バックグランドでの動作が可能で、タイマー起動中に他の操作をすることができます。同時に複数のタイマーを起動するような使い方はできませんでした。
タイマー起動中は、文字盤の上部に「砂時計のアイコン」が表示されます。これをタップすると、タイマーの画面に戻ります。
カレンダー
Googleカレンダーではなく、Zeppアプリのカレンダー機能でした。Zeppアプリに予定を登録すると、スマートウォッチからチェックできるようになります。また、Zeppアプリで登録した予定は、設定した時刻にウォッチ側に通知されます。
To-Doリスト
Zeppアプリ内の ToDo 機能を利用します。Google カレンダーのタスクとは関係ありません。
ちなみに、Googleカレンダーのタスクはアプリ通知で確認できます。
仕様
Amazfit Active Edge | |
---|---|
ディスプレイ | 1.32インチ TFT(液晶) |
サイズ (おおよそ) | 46.62mm × 46.6mm × 12mm |
解像度 | 360 × 360ピクセル、277 PPI |
重量 | 約54(バンド込み) 約34(バンド除く) |
バッテリー容量 | 370 mAh |
常時表示 | |
自動明るさ調整 | |
Bluetooth通話 | |
Alexa対応 | |
ウォッチフェイス | 100+ |
スポーツモード | 130+ |
GPS内蔵 | 5衛星測位(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS) |
24時間モニタリング | 心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル |
睡眠モニタリング | |
健康リマインダー | 心拍数の異常/低血中酸素/高ストレスレベル/呼吸エクササイズ/座り過ぎのリマインダー |
カラー | 3種類 (ラバブラック/ミッドナイトパルス/ミントグリーン) |
防水性能 | 10ATM |
アプリ | Zeppアプリ (タブレット未対応) |
対応OS | Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上 |
搭載OS | Zepp OS 2.0 |
発売日 | 2024年3月29日 |
より詳細な仕様は、Amazfit 公式ショップでご確認ください。
→ Amazfit Active Edge(Amazfit 公式ショップ)
使ってみて
良いところ
- 丈夫(MIL規格クリア & 10ATM防水)
- デザイン
- ボタンでほとんどの操作ができる
- バッテリーもちが良い
Amazfit Active Edge は、丈夫で機能も充実していますが、やはり、このデザインが最大の魅力だと思います。わたしは、このデザインがめちゃくちゃ好きです♪
残念なところ
- 明るさの自動調整に非対応
- 常時表示に非対応
- Bluetooth通話に非対応
- 通知画面をボタン操作で表示できない(画面のタッチ操作が必須)
- 価格(もう少し安くしてもらえると嬉しい)
上に挙げたような機能が必須の方には、向かないかも知れません。
使ってみて感じたこと
Amazfit Active Edge のデザインが、文字盤も含めて、ものすごく好きです。
使い始めた頃は、バンドが硬くてフィット感がイマイチでしたが、数日で自分の腕の形に合うようになったので、デザインだけでなく装着感も良いです。
見た目は少しゴツいですが、実際に腕に付けてみると見た目ほどの重さはありません。思いのほか軽いです。(重量54g)
先ほど挙げた「残念なところ」の内容が許容できれば、おすすめのスマートウォッチです。Amazfit Active Edge のデザインが気に入った方は特に。^ ^
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