今回は、2023年12月6日に発売された「Amazfit Active」のレビューをしたいと思います。
普段使いで使用するであろう機能は、徹底的にレビューしています。また、良い点だけでなく、残念な点、気になる点についても書いていますので、ぜひ、チェックしてみてください♪
ちなみに Amazfit Active は、iPhone・Android どちらでも利用できます。
このレビューでは、主に iPhone での使用感について書いていますが、一部のAndroid限定の機能については、 Google Pixel 7 で試しています。
Amazfit Active の特徴
それでは、詳しくレビューしていきます♪
内容物
- Amazfit Active 本体
- 充電ケーブル
- 取説
外観
1.75インチ の有機ELディスプレイ。解像度が高く、文字はくっきりハッキリしていて読みやすいです。
本体側面には、サイドボタン/マイク/スピーカーを搭載。
バンドの素材はシリコンで、着け心地は良好!
バンドは簡単に取り外せます。金属のつまみを内側にスライドして引き抜くだけです。
対応しているバンドを検索
純正のシリコンバンドは着け心地は良いのですが、夏場は汗が乾きづらいです。気になる方は、対応しているバンドを購入することをオススメします。
Amazonで検索 楽天市場で検索 Yahooショッピングで検索
充電は「専用のマグネット式充電ケーブル」を使用。約2時間でフル充電できます。
重量は「バンドを付けた状態で36g」「本体のみで24g」となっています。
画像左:日向(写真では文字盤の一部が黒くなっていますが、実際には右側と同じように見えます)
画像右:日陰
基本操作
画面操作
文字盤を表示した状態で、上下左右にスワイプすると下のような画面が表示されます。
- コントロールセンター
-
バッテリー残量の表示/画面の明るさ調整/音量調整など、いくつかの機能をワンタップで利用できる画面。
- ウィジェット
-
使用頻度の高い「アプリ」や「機能」を全画面表示できます。最大10画面まで作成できました。
- 通知
-
スマホで受け取った通知が表示されます。
- ショートカットカード
-
使用頻度の高い「アプリ」や「機能」を、ひとつの画面内に集約することができます。縦スクロールで各機能を表示します。最大20個まで配置できました。
「ウィジェット」と「ショトカットカード」は、出来ることはほぼ同じですが、次のような違いがあります。
ウィジェット:1画面に配置できる機能はひとつだけ
ショートカットカード: 1画面に配置できる機能は最大で20個まで
ウィジェットは、1画面にひとつの機能しか配置できませんが、画面を占有できるので情報表示に向いていると思います。一方、ショートカットカードの方は、情報表示というよりは、機能を呼び出すのに向いているように感じます。
最終的には、実際に使ってみて、しっくりくる配置を探すのが一番ですね♪
ボタン操作
サイドボタンを押すたびに、文字盤とアプリ一覧を行き来します。
初期状態では、サイドボタンを長押しすると Alexa が起動しますが、この設定はアプリで変更できます。
特徴
レディネス
「心」と「体」が睡眠によりどれだけ回復したのかを教えてくれる機能。実際どれくらい回復したかは、レディネススコアという数値で教えてくれます。
(レディネス・スコアは参考情報であり、医療診断や疾患診断には使用できません)
なお、レディネススコアは、睡眠時の「安静時心拍数/心拍変動/呼吸の質/体温など」を元に算出されるため、この機能を利用するには、睡眠時にウォッチを装着しておく必要があります。
レディネススコアは、ウォッチ本体でもチェックできますが、アプリではより詳細なデータが見れます。画面上部に表示されている数値がレディネススコア。その下には、スコアに影響する各データ項目が表示されます。
ちなみに、上の各項目をタップすると詳しい情報が表示できます。例えば、上の画面で「メンタル」をタップすると、下のように表示されます。「日/週/月/年」という単位でチェックできるので、変化も一目瞭然です。
Bluetooth通話
着信
着信時は「相手の名前」「電話番号」が表示されます(左)。電話に応答できなかった場合、不在着信の画面が一度表示されますが(中央)、通知は残りませんでした(右)。一応、スマートウォッチの通話履歴の方には残っていました。
発信
最近(通話履歴)/連絡先/ダイヤル の3つの方法で電話をかけられます。
(連絡先は50件まで登録可)
通話中の操作
通話中は各ボタンをタップすることで、次の操作ができます。
- ミュート
- 音量調整(スピーカー)
- スマホに切り替えて通話
- ダイヤルパッド表示
- 終話
Alexa
Zeppアプリで設定すると、Alexa が利用できるようになります。
例えば「5分たったら教えて!」というと、タイマーをセットしてくれます。その他にも、タイマー設定/天気確認など様々なことができます。
通知
- 公式アイコンで表示されるものと、そうでないものがある
- 公式アイコンが表示さない場合でも「アプリ名」が表示される
- LINEのテキストメッセージはしっかり見れる
- LINEのスタンプ/画像のメッセージは相手が送信したことのみわかる
- iPhone だと LINEの音声通話に応答できる
(一部、アプリ名がしっかり表示されないものもありました。例えば「メルカリ」だと「フリマアプリ」と表示されました)
LINEのテキストメッセージはしっかり表示されますが、スタンプや画像は相手が送信したことのみが表示されます。
iPhoneとペアリングして使用すると、LINEの音声通話の着信に応答できました。ちなみに、LINEの音声通話ができたのは着信時のみで、こちらからLINEの音声通話を発信することはできませんでした。
ちなみに、わたしがこれまでに使ったことのある「独自OSを搭載したスマートウォッチ」の中で、
- LINEの音声通話の着信時に相手の名前が表示される
- LINEの音声通話の着信に応答できる(通話できる)
これら2つのことが出来たのは、Amazfit製品だけです。
もし、Amazfit製品以外でも、上の2つのことができるものがあったら、ぜひ教えてください♪
(「watchOS」や「Wear OS」以外の、独自OSを搭載している製品限定でお願いします ^^)
重要
クイック返信(Androidのみ)
- 通話、SMS、LINE、Facebook Messengerなどに「定型文/絵文字」で返信できる
- 定型文の新規作成と編集はアプリで行う
Androidスマホとペアリングすると、通話、SMS、LINE、Facebook Messengerなどに「定型文/絵文字」で返信できます。今回は、LINEの返信を試してみました。
クイック返信を利用するには、メッセージの下に表示されている【返信】や【Emoji】をタップします。すると「定型文」や「絵文字」が表示されるので、あとは返信したい内容を選ぶだけです。
「返信用の定型文」はアプリで新規作成/編集できます!
ワークアウト
- 120以上のスポーツモード
- 7つのスポーツを自動検出
- 運動データの音声通知
- アクティビティデータを共有
- ZeppCoach
- ルート取り込みとナビゲーション
対応しているスポーツモードの一覧は、公式サイトに詳しく書かれています。気になる方は、そちらをチェックしてみてください。画像のすぐ下に「スポーツモードリスト」という項目があるので、そちらをタップしてください。
https://www.amazfit.jp/products/amazfit-active
次の7種類のスポーツは自動検出に対応しています。それぞれ、個別に自動検出のON/OFFを設定できます。
ランニング(屋外)/ランニングマシン/ウォーキング/ウォーキング(屋内)/サイクリング(屋外)/ローイングマシン/エリプティカル
設定したスポーツを検出すると、本体がブルッと振動して、画面にカウントダウンが表示されます(左)。この画面でキャンセルしなければ、その後、自動的にワークアウトの記録が開始されます(右)。下の写真はウォーキングを検出した時の画面です。ちなみに、実際に記録されるデータは、自動検出の画面が出た直後からではなく、検出画面が出る約4分前に遡ったところから記録されていました。便利ですね。
(内部で一時的に自動記録しているようです)
運動データの音声通知
「本体のスピーカー」や「Bluetoothイヤホン」からリアルタイムで運動データを読み上げてくれます。ウォーキングの場合は「開始時」「1キロ毎」「終了時」にそれぞれ音声で伝えてくれます。ただし、対応している音声は、英語と中国語の2つのみです。
アクティビティデータを共有
Zeppアプリ経由で、adidasRunning、Strava、komoot、Relive、AppleHealth、GoogleFit といったアプリと同期することができます。
(地域や使用しているスマートフォンによって、同期できるアプリが異なるそうです)
他にも、「ZeppCoach」や「ルート取り込みとナビゲーション」といった便利な機能もあります。
GPS内蔵
- 5つの衛星測位システムに対応
Amazfit Active は、5つの衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)に対応しています。
(みなとみらいのランドマークタワー周辺)
反時計回りに、ぐるっと1周していますが、すべて、道の左側の歩道を歩いています。
反時計回りに見ていくと、道の右側にズレている部分があると思うのですが、そこが、誤差の部分です。
(体重がもう少し絞れたらランニングで試したいんですけどねぇ…。走れる体になりたい^^)
健康管理
- 心拍数/血中酸素レベル/ストレス/睡眠をモニタリング
- 異常値の検出時にリマインドすることも可能!(設定が必要)
- ワンタップで「心拍数」「ストレス」「血中酸素レベル」をまとめて測定
心拍数/血中酸素レベル/ストレス/睡眠、これらのモニタリングが可能です。当日分のデータは、ウォッチ単体でも確認できます。過去のデータを確認するにはアプリを使用します。
各データはアプリで次のように表示されます。
心拍数/血中酸素レベル/ストレス
睡眠のデータは下のように表示されます。なお、それぞれの項目は、タップするとさらに詳細が表示されます。
ワンタップで「心拍数」「ストレス」「血中酸素レベル」の3つを、まとめて測定する機能もあります。
バッテリーもち
- 標準的な使用で「14日間」
- ハードな使用で「10日間」
- GPSの連続使用で「16時間」
標準的な使用で「14日間」のバッテリーもち、ということですが、次のような使用方法を想定しているようです。
心拍数モニタリング:有効(10分ごとの測定)、睡眠モニタリング:有効、文字盤:静止画、Bluetooth通話:15分/週、音楽再生:30分/週、メッセージ通知:150件/日、着信通知:3回/日、手首を上げて画面点灯:100回/日、血中酸素レベル測定:5回/日、画面操作:5分/日、GPSによるランニング:90分間/週
https://www.amazfit.jp/products/amazfit-active
細かな便利機能
Amazfit Active は、次のような便利機能も搭載されています。
(OSによっては使用できない機能もあるそうです)
- Alexa対応
- 音楽再生コントロール
- 音楽保存
- 会員カード
- カレンダー
- ToDoリスト
- カメラコントロール(iOSのみ)
- スマートフォンを探す
- アラーム
- ストップウォッチ
- ポモドーロタイマー
- 天気
- 座りすぎのリマインダー
- スクリーンロック&パスワード設定
- DNDモード
- オフライン音声アシスタント
機能がありすぎて、まだ全ての機能を利用できていません。今後、上の機能の中で、気になる機能について追記できればと思います。
仕様
Amazfit Active | |
---|---|
ディスプレイ | 1.75インチ AMOLED(有機EL) |
サイズ(高 × 幅 × 厚) | 約42.36×35.9×10.75mm(心拍ベース除く) |
解像度 | 390×450ピクセル、342 PPI |
輝度(明るさ) | 不明 |
リフレッシュレート | 不明 |
重量 | シリコン:約35.7g(バンド含む) ヴィーガンレザー:約35.5g(バンド含む) |
バッテリー容量 | 300 mAh (標準使用で最大14日間) |
常時表示 | |
自動明るさ調整 | |
Bluetooth通話 | |
Alexa対応 | |
スポーツモード | 100+ |
GPS内蔵 | 円偏波GPSアンテナ技術 & 5衛星測位 (GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS) |
24時間モニタリング | 心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル |
睡眠モニタリング | |
健康リマインダー | 心拍数の異常/低血中酸素/高ストレスレベル/呼吸エクササイズ/座り過ぎのリマインダー |
カラー | 3色 (ミッドナイトブラック/ペタルピンク/ラベンダーパープル) |
防水性能 | 5ATM |
アプリ | Zeppアプリ (タブレット未対応) |
対応OS | Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上 |
搭載OS | Zepp OS 2.0 |
発売日 | 2023年12月6日 |
搭載OSに関して
搭載OSに関しては、システムアップデートがきていて、更新すれば「Zepp OS 2.1」から「Zepp OS 3.5」へアップグレードできるようです。
ある程度レビューが終わったところで更新しようと思います。
使ってみて
まず、先にお伝えしたいのは「全体的に満足度が高い」ということ。
これは、商品提供を受けているから言っている訳ではありません。
これまで、いくつかのスマートウォッチを利用してきた経験から、Amazfitの製品は完成度が高いと感じています。
価格さえ気にならなければ、基本的には Amazfit製品をおすすめします。
Xiaomi や HUAWEI と比べると、Amazfit製品は若干価格が高く見えてしまうのですが、利用すると良さが分かるはずです。
ちなみに、私の中では、
完成度の高さは「Amazfit」
コスパの良さは「Xiaomi」
とにかくデザインがカッコいい「HUAWEI」
というイメージがあります。あくまで、わたしのイメージですよ。^^
(HUAWEIの場合は、尖った製品でワクワクさせてくれるイメージもあります)
良いところ
- レディネスで「心」と「体」の回復を可視化できる
- LINEの音声通話の着信に応答できる(iPhone)
- ワークアウトの自動認識が便利
- 付け心地
- バッテリーもち
- 文字が大きい
レディネスに対応
上位機種向けに提供されている「レディネス」の機能が利用できます。
睡眠により「心」と「体」がどれだけ回復したかを教えてくれるレディネス。ここ最近、健康を意識するようになってきたので、上位機種向けの機能が利用できるのは嬉しいです。
油断すると、すぐに不健康な生活をしてしまうので、意識的にレディネスの数値を見るようにしていました。^^
LINEの音声通話の着信に応答できる(iPhone)
レビュー時には、LINEの音声通話の着信に応答できました。
LINEの音声通話の着信時に、
- 相手の名前が表示されて
- 着信に応答できる
この2つを満たすスマートウォッチは少ないと思います。というか、今のところ、独自OS系のスマートウォッチの中では、これができたのは Amazfit くらいです。他のメーカーやブランドだと、どちらか一方しか対応していなかったです。
(あくまで、わたしが使ったことのある製品の中での話になります)
一応、通知機能の紹介のところでも注意書きしましたが、こちらの機能は公式でサポートされているわけではないので、不安定になったり使えなくなる可能性はあります。その点は注意してください。
ワークアウトの自動認識が便利
次の7つは自動認識に対応しています。「ウォーキング」の自動認識を有効にして試したところ、ワークアウトの開始操作をしなくても、自動的に記録を開始してくれました。ワークアウトの開始操作をしなくてもいいので、「面倒臭がりだけど、記録はしっかり残したい」という方には、ドンピシャな機能かと。
ランニング(屋外)/ランニングマシン/ウォーキング/ウォーキング(屋内)/サイクリング(屋外)/ローイングマシン/エリプティカル
ちなみに、終了時は、自動停止したり、しなかったり。ファームウェアのアップデートで改善されることを期待します。
付け心地/バッテリーもち/文字が大きい
「付け心地」や「バッテリーもち」「文字サイズ」といった、基本的なところもしっかり抑えられているので、普段使いの満足度も高いです。
ただ、純正のバンドは、付け心地は良いですが通気性があまり良くないです。なので、汗をかく夏の時期だけは、別途、対応しているバンドを購入すると良いのかなと思います。
記事の下の方に、検索用のリンクを載せておきますので、よければ、そちらからチェックしてみてください。
残念なところ
- 明るさの自動調整(自動調光)に対応していない
- サイドボタンが押しづらい
「明るさの自動調整」に非対応
約2万円という価格であれば、「明るさの自動調整(自動調光)」には対応して欲しかったです。
Amazfit Activeは、多くの機能を搭載しているので約2万円という価格も納得です。ただ、最近は1万円以下の製品でも、当然のように自動調光に対応している製品が増えてきているので、約2万円という価格で非対応なのは残念です。
サイドボタンが押しづらい…
サイドボタンが下側に配置されているので押しづらく感じると思います。
「親指」と「人差し指」の2本で挟みながら押せば問題ないのですが、これが出来るのって半袖の時期だけなんですよね。冬場はボタンが押しにくいかも。
気になる点
ここからは、不満ではないけれど改善して欲しいなぁ。と感じる点をいくつか挙げます。
- 通知一覧にはアプリ名が表示されるが、詳細画面になるとアプリ名が表示されない
- デザインの良い文字盤を増やしてほしい
通知機能の「アプリ名」の表示
通知一覧にはアプリ名が表示されるのですが、通知の詳細画面にはアプリ名が表示されない…。できれば改善してほしいですね。
というのも、通知を受けた直後はというのは、詳細画面の方が表示されます。腕を持ち上げて通知を確認したときに、アプリ名が表示されていないと、「この通知はどのアプリの通知だろう?」と、一瞬、悩むことがあります。できれば、詳細画面の方にも「アプリ名」を表示して欲しいです。公式アイコンが表示されない通知は特に。
デザインの良い文字盤を増やしてほしい
価格が約2万円近くするので、できればもう少しデザインの良い文字盤を増やして欲しいですね。1万円以下であれば、そこまで気にならないんですけどね。この価格帯になってくると、デザインも期待してしまいます。
今回紹介した商品
交換バンドを検索
購入前には、必ず Amazfit Active に対応していることを確認してください。
Amazonで検索 楽天市場で検索 Yahooショッピングで検索
保護フィルムを検索
購入前には、必ず Amazfit Active に対応していることを確認してください。
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